花の名前が間違っていたら教えていただけると幸いです。E-mail:love@seedsman.jp

この日は、コリャーク山とアバチャ山の間にある麓のベースキャンプ周辺でフラワーウォッチング。このベースキャンプより高く登っても下りても植物は少なくなるそうで、ベースキャンプ周辺に多数の高山植物があるそう。歩かなくてもたくさんの植物にであえてすごく良かった。

パラトゥンカのホテル出発後、途中休憩(お花摘み・植物観察タイム)をはさみ、2時間ほどでベースキャンプに着いた。途中からは道ではなく川床を走るという道路事情。「本来は林道を走るのですか?」と質問した方がいたが、他に道はないそうだ。そのためのダンプ改造車。ロシア人最強!というかこの自然の大きさにそだねーというか当然だねー、いう気持ちになった。

なんという川か知らないが川幅は広いところで20メートル以上あったろう。両脇(側面)をみれば水の流れた跡がありここが川だと分かる。川底までの深さ(高さ)は4-5メートルにもなるところもあった。ここまで増水することがあるなんて!そしてその川床を車で走るなんて!

この川に名前があるのかと検索したが分からず。それもそのはず雪解け水が流れるが年によって多少場所が変わるらしい。でもって、地図上ではなんとなく「土の崖」を意味するらしい地図記号でとても幅広に表示されてるだけ。雪解け水の流れ終わった夏だけこの川を道として使えるらしい。

川底には当然多少の水が流れていて流木やら倒木もいっぱい。ところどころ雪も残っていた。底土は細かい砂(火山灰?)に砂利が混じったり大きな岩石もゴロゴロ。車輪がとられるとか、ぬかるみにはまらないかと心配したが、それらしい場所はゆっくりと進み、岩石や水の流れを迂回したりしていたようだった。それ以外は結構スピードを上げて上下動も激しく、私たち乗客はジェットコースターに乗っているようだった。年配の方が多かったが車酔いする方は一人もいないという上出来さ。私は1日目(バズカジェツ行き)には前もって酔い止めを飲んだが、眠くなってしかたなかったので2日目は飲まなかった。それでも酔わずにすんで良かった。

川床を走る改造車の中から外の様子を何枚も撮ったのに、雨だったので窓ガラスの雨滴と結露で外の景色が写っているまともなのは一枚もなかった。残念。

上:避難小屋の中の様子

ベースキャンプ(標高800メートル)は避難小屋もあるし、食堂もある。もちろんトイレも宿泊の出来るロッジもある。私たちの前後にもツアー客をのせた改造車が何台か。4WD車らしい個人客たち(あるいは専門ガイドによる小人数ツアーかも)も途中で停まって見学していたのを何回か見たが、BCに無事に着けたか心配になる。

BCに着くと風雨が激しく、車から降りていったん避難小屋へ入り、レインウェアなどを着て体勢を立て直す。私たちグループには通訳ガイドのアナトリーさんが空港到着時から毎日、そして翌日からのフラワーウォッチングの際は植物ガイドとしてロシア美人のアンナさんが付き、この日は現地案内役(先頭)にアンナさんの旦那さんという男性(名前忘れた)、そしていかにもアルバイトの若い女性二人(最後尾)がついてくれた。クマの心配、迷子の心配、と、日本人お金かけてるな~。

小屋からせいぜい100か200メートルくらいしか登らなかったと思うが、たくさんの花が咲いていた。まだまだ未開花の植物もあって、夏中お花見ができる。一度にこんなにたくさん見られたが、まだ開花時期が来ていない植物をみるとまた来たいと思い、もっと観察時間があったらいいのに、と、残念に思った。

この日、お天気最悪の暴風雨で200-300メートルほどしか視界がなく、周囲の山々は見えなかった。そして、カメラにビニールをかけて写真を撮っていたがそんなものが役に立つわけがなく、ニコンD50はレンズの中まで結露してきた。まだ2日目なのに壊れたらどうしよ。昼食時にレンズをはずして拭いておいたが、それでもレンズの曇りはとれなかった。ホテルに帰ってから全部ばらして乾燥させたのは言うまでもない。

下:チョウノスケソウ
Dryas octopetala ドリヤス オクトペタラ
オクトペタラは8枚の花弁という意味だそう。
オクトパスは8本足のタコ。
開花している株は少なかったがあちこちにあった。

下:アズマギクの仲間
Erigeron thunbergii エリゲロン ツンベルギィ

下:シコタンソウ?
Saxifraga bronchialis subsp. funstonii var. rebunshirensis
サクシフラガ ブロンキアリス フンストニィ レブンシレンシス

分布と生育環境
日本では、北海道、本州中部以北に分布し、高山の岩礫地、砂礫地、岩上に生育する。世界では、樺太、千島に、種としては、シベリア、中国東北部、カムチャツカに分布する。和名は、色丹島で発見されたことによる。Wikiより引用

サクシフラガ フンストニー?
Saxifraga funstonii (旅行会社提供のカムチャッカの花図鑑より)

上:コケモモ
Vaccinium vitis-idaea
バッキニウム ビティスーイダエア

上:エリトリキウム セリケウム
Eritrichium sericeum

上:エゾミヤマツメクサの仲間?
Minuartia macrocarpa (var. yezoalpina)
ミヌアルティア マクロカルパ エゾアルピナ

上:トチナイソウの仲間
Androsace capitata アンドロサケ カピタタ

上:ミネズオウ
Loiseleuria procumbens ロイセレウリア プロクンベンス

上:ミヤマキンバイの仲間?
Potentilla vulcanicola ポテンティラ ヴルカニコラ

上:グンジソウ
Parrya nudicaulis パリヤ ヌディカウリス

上:ハハコヨモギ
Artemisia glomerata アルテミシア グロメラタ

上:カラフトマンテマ
Silene repens シレネ レペンス

上:チシマツガザクラ
Bryanthus gmelinii ブリアンツス グメリニィ
ツツジ科のツガザクラ属と言ったら下向きの壺状花だと覚えたのに、これって花だけ見たらユキノシタ科みたいだが、立派なツツジ科チシマツガザクラ属の常緑低木だそう。葉っぱは目視では観察できないほど小さいが、よ-く観察すればツツジ科と分かるのかもね。

上:イワギキョウ
Campanula lasiocarpa カンパニュラ ラシオカルパ
たった1個しか見つけられなかった。しかも他の人は気づかずにどんどん先へ行ってしまった。私だけのお花見よ。だけど雨の日は下向きね。特徴的な細長い花筒は3センチほどもあったろうか、大きくて咲いたばかりのようで雨露を受けみずみずしかった。

上:エゾツツジ
Rhododendron camtschaticum
ロードデンドロン カムチャッチクム
これは花も葉もいかにもツツジらしい。花が大きく、群落になると見事。
雨天で花が下向きだったし、ましてや背中からしか撮れないなんて。。。

上:シュムシュクワガタ
Veronica grandiflora ベロニカ グランディフローラ
種小名のグランディフローラってそのままですナ。他にも咲いていたのだがどれも反対向きだったり遠かったり。あまり中まで踏み荒らしたくはないので、そばに咲いてたこの株を背中からしか撮れなかった。

上:ハクサンイチゲの仲間?
Anemone narcissiflora アネモネ ナルキッシフローラ

下:エゾノツガザクラ ツツジ科ツガザクラ属
Phyllodoce caerulea フィロドケ カエルレア

上:ウルップソウ
Lagotis glauca ラゴティス グラウカ

上:ムラサキイワベンケイ? ロディオラ属(イワベンケイ属)の仲間
Rhodiola integrifolia ロディオラ インテグリフォリア ?
Wikiにカムチャッカ、北アメリカ西部を含むロシア北東部の原産とあるが、その画像とそっくりな植物。

上:キバナシャクナゲ
Rhododendron aureum ロードデンドロン アウレウム
これも分かりやすい「黄色の、」という種小名。

上:パパヴェル ミクロカルプム
Papaver microcarpum

上:タカネスミレ(タカネキスミレ)
Viola crassa ビオラ クラッサ
葉は肉厚で葉脈が目立つ。裏は見なかったが表だけ見ているとちょっと皮質にも見えたが。直上の写真では葉縁に毛が生えているのが分かる。葉の表全面にあるのかは分からない。日本には無いのじゃないかな?と思ったけどキバナノコマノツメは毛が生えてるらしい。

福田さんのサイトでは
キバナノコマノツメ(Viola biflora L.)が湿った草地に生えるのに対し山の石礫地に生えることが多い。高さ~10㎝、葉が腎形~円形で葉頂が鈍頭、葉の上部に密毛、下部に散毛が生えるものを Viola avatschensis として、カムチャツカ固有種とする説がある(P.V.O.E.S. vol. 2, p.128-129)。と記述されている。

上:チシマアマナ
Lloydia serotina ロイディア セロティナ

上:チシマゼキショウ
Tofieldia coccinea トフィエルディア コッキネア
ピンぼけだった。

上:レブンサイコ
Bupleurum triraediatum ブプレウルム トリラエディアツム

上:午前中の最後、食堂まで戻るときに出会った地リス。アルプスマーモットというのか。ここにいたのは餌付けされていたようで、人を見ると近づいてきた。でもこっちがそばに行こうとすると建物の陰に隠れた。

上:昼食メニュー ボルシチ、キャベツのサラダ、ご飯に鶏肉のスープのようなのがかかったやつ。で、どれも美味しかったです。デザート用にテーブル数か所にお菓子がカゴ盛にされていたのを1個食べた。

上:昼食後は雪渓を越えてまた違う稜線へ向かう。