花の名前が間違っていたら教えていただけると幸いです。E-mail:love@seedsman.jp

3日目はヴィリュチンスキー山(2,175メートル)方面へと向かう。この日も雨。山頂ではなく中腹800メートル近辺に植物の案内版があり、ちょっとした公園の散策路のようになっている場所。入口にはケルンやらトーテムポールがあった。

上:シュムシュクワガタ
Veronica grandiflora ベロニカ グランディフローラ
50センチほどの群落だったけど、背後には大きな植物があって守られていたような感じ。ちょうど花見ごろの満開だった。

上:ミネズオウ
Loiseleuria procumbens
ロイセレウリア プロクンベンス

上:チシマアマナ
Lloydia serotina
ロイディア セロティナ

上:マルバシモツケ バラ科シモツケ属の落葉低木
Spiraea betulifolia スピラエア ベツリフォリア

上:ヤナギラン
Chamerion angustifolium Chamerion=ヤナギラン属
カメリオン アングスティフォリウム

上:オオアワガエリ? スズメノテッポウに似たイネ科植物
Phleum pratense フレウム プラテンセ
ホテル付近の道端のあちこちに雑草化して生えてたのだが、ヴィリュチンスキーにも侵出していた。ガーデン街道でも植栽されていた背の高い植物で、けっこう可愛いかったのでほしいと思った。だが、タネを量産するらしい。寒冷地でもこれだけはびこるんだから、千葉では大変なことになるかもね。

上:エゾコザクラ???
Primula cuneifolia プリムラ クネイフォリア???
花がないので分からないが、エゾコザクラかな?葉っぱが似ていた。でも、水辺でもないしプリムラがこんなところにあるわけないかな?

と、思ったら発見!!

下:エゾコザクラ
Primula cuneifolia プリムラ クネイフォリア

上:カステリソウ
Castilleja pallida カスティレヤ パリダ

上:エゾノチチコグサ
Antennaria dioica アンテナリア ディオイカ

上:ミヤマハタザオの仲間?
Arabis lyrata var. kamtschatica ?
アラビス リラタ カムチャッチカ
変種名がカムチャッチカなので。

上:ミヤマハタザオ?
Cardaminopsis lyrata ?
カルダミノプシス リラタ

上:不明のアブラナ科植物 Barbarea? ミヤマガラシ属?

上:ステラリア エスコルジアナ
Stellaria eschscholtziana

上:タカネシオガマ
Pedicularis verticillata
ペディクラリス ベルティキラタ

上:エゾツツジ
Phododendron camtschaticum
ロードデンドロン カムチャッチクム

上:チシマイチゴ
Rubus aructicus
ルブス アルクティクス

上:アライトヒナゲシ
Papaver alboroseum var. elongatum
パパウェル アルボロゼウム エロンガツム

上:イワギキョウ
Campanula lasiocarpa
カンパニュラ ラシオカルパ

上:ヨツバシオガマ
Pedicularis chamissonis
ペディクラリス カミッソニス

上:植物名不明 セリ科?

上:ミヤマアカバナ
Epilobium hornemannii
エピロビウム ホルネマンニィ

雲が無ければ山が向こうに見えるとか。。。

上::ツマトリソウ
Trientalis europaea トリエンタリス エウロパエア

上:クロマメノキ 別名アサマブドウ
ツツジ科スノキ属
Vaccinium uliginosum
バッキニウム ウリギノスム

上:ハイマツの実
アナトリーさんの話では、自分たちコリャーク人はこのハイマツの実をはちみつに漬けて食べるとか。保存食、というか伝統食かな。美味しいそう。ところで、どれが実なのか?これは松ぼっくりの小さいころだろうか。この松ぼっくりがもっと大きくなるのかなぁ。。。その後の姿を知らない。こんなにふんだんにあるんだから地元の少数民族の人たちが利用するのは良い事だと思う。検索したら、拾った松ぼっくりから実を取り出し、そのまま(生で)食べる人もいるのね。コリャーク人も加熱しないではちみつ漬けにするのかしら。

上:ハクサンイチゲ
Anemone narcissiflora
アネモネ ナルキッシフローラ

上:キバナシャクナゲ
Phododendron aureum
ロードデンドロン アウレウム
ここは一面のキバナシャクナゲが広がるはずだが、まだ開花盛期前なのか過ぎたのか花は散見。

上:エゾノツガザクラ
Phyllodoce caerulea
フロドケ カエルレア

上:ツクシの仲間

ヴィリュチンスキーへの途中、休憩で立ち寄った場所でもたくさんの花が観られた。以下はヴィリュチンスキーに向かう途中の休憩場所で撮影した。

下:オオタカネバラ
Rosa acicularis ロサ アキクラリス

下:カラフトイバラ
Rosa davurica ロサ ダウリカ

syn. Rosa marretii 異名 ロサ マッレティ

種小名のdavuricaについて植物学ラテン語辞典で調べると、これだと思う。

dafuricus, -a, -um (形容詞)、dauricus, -a, -um (形容詞)、davuricus, -a, -um (形容詞)=シベリアのダフリアの (of Dahuria)

ダウリヤ(ロシア語:Дау́рияダウーリヤ;ダウリア、ダフリア、ダフリヤ、ダウーリアとも)とはザバイカルと沿アムール西部の17世紀以前の古称。17世紀中ごろまでダウール族の領域であったことに由来する。
以下の地理区分に分かれる:
バイカル・ダウリヤ(Байкальская Даурия) – ヤブロノイ山脈までのザバイカル地域南部。
セレンガ・ダウリヤ(Селенгинская Даурия) – セレンガ川の東の領域。
ネルチンスク・ダウリヤ(Нерчинская Даурия) – ヤブロノイ山脈から東の領域。
Wikiより引用

オオタカネバラの羽状複葉の小葉は3~5枚で先が尖り、タカネバラは3~9枚と多く、刃先が尖らない

このバラはローズヒップは見つけられなかったが、小葉だけで判断するにオオタカネバラなのかもしれない。

パラトゥンカのホテルの周りにあったのは(下の画像)どれもローズヒップが暗い赤色で小さく直径1センチくらいの球状だった(Rosa davurica)。その小葉を画像で観察すると最高9枚あるものもあったが葉先が尖っていないとは言えないな。しかし上のより少し先端が鈍いというより葉がふっくらしているかも。

前日に行ったアバチャ山麓ベースキャンプのそばで、20-30センチ位の平べったい石の上とその周りに、数十個以上のローズヒップが集められていた。いったい誰が???

地リス君かな?あるいはジャムにしようと誰かが採集したが、結局捨てていったのか。写真撮ったつもりだがどこを探してもない。撮らなかったのが悔やまれる。それはラグビーボールのように長型でオレンジ色に近かった。そして果肉はぐずぐずにくずれかけていた。だが、そのローズヒップが周囲のバラの木に着いているのを見たわけではない。

アナトリーさんが「これはタカネバラの実で、私たち少数民族(コリャーク人)はこれをジャムにして食べます」と話してくれた。私はすかさず「もらってもいいですか?」と食いつき、アナトリーさんが数秒の沈黙の後「・・・いいですよ」と言ってくれたので2個もらってきた。

ホテルに帰ってきてからスマホで検索し、ワシントン条約のリストにもない事、日本への持ち込みも検査を受ければ問題ないことを確認した。それからローズヒップの果肉を洗面所で洗い流し、ばらしたタネだけを暖房のそばでよく乾燥させた。ホテルの庭でもらった赤くて丸い小さいローズヒップと、このベースキャンプでもらったラグビーボール型のオレンジっぽいのを、帰ってから平鉢に蒔いた(2018.7.30)のは言うまでもない。だが、こんな寒冷地のバラが千葉で育つのかと不安はぬぐえない。

上:アキカラマツ?
Thalictrum minus var. hypoleucum?
タリクトルム ミヌス ヒポレウクム?

上:チシマフウロに留まったキアゲハ。
シシウドとかセリ科植物がいっぱいあるもんね。

上:シベリアシオガマ(トモエシオガマ?)
Pedicularis resupinata
ペディクラリス レスピナタ

上:ヒオウギアヤメ
Iris setosa イリス セトサ

上:ギョウジャニンニク
Allium victorialis subsp. platyphyllum
アリウム ビクトリアリス プラティフィルム
倒木のそばに良い感じで生えてた。この倒木を活かした構図を、と思ったけどうまくいかなかった。倒木が主題より大きすぎるよね。

上:ミヤマウツボグサ?
Prunella vulgaris subsp. asiatica var. aleutica
プルネラ ウルガリス アジアティカ アレウティカ

下:イワブクロ
Pentstemon frutescens
ペンステモン フルテスケンス
ヴィリュチンスキーへ向かう途中の川岸の斜面(たぶん南面)にイワブクロが群生していた。川の反対側(たぶん北面)にはなかった。斜面の高さ10メートルかそれ以上で群落の距離は数十メートル以上はあったろう。100メートル以上続いてたかも。

タネがこぼれて増えたのかな。それにしても何年前からこの群落はあったのか。花は派手な色あいでもないし、だれにも注視されていなかったんじゃないかと思う。ツアー講師も知らなかったようで驚いていた。花期がたまたま私たちの来訪と合致し誰かの声で急遽、改造車に停まってもらい、休憩を兼ねた観察・撮影会となった。

オオバコ科 (Plantaginaceae) は双子葉植物のシソ目の科。
形態を基にした新エングラー体系及びクロンキスト体系では、オオバコなどを含む小さい科として扱われてきた。しかし分子系統学による研究で、これまでゴマノハグサ科とされてきた大きなグループが多系統であることが明らかになり、APG植物分類体系では、オオバコ科は、キンギョソウ・オオイヌノフグリ・ジギタリスなどを含むような再編先の科となっている。Wikiより引用

ゴマノハグサ科がオオバコ科になったって知ってた???しっくりこないわ。