オオサクラソウ

昨年タネを蒔いた Primula jesoana (オオサクラソウ)だが、図書館で借りた【高原と高山の植物②】清水建美著によると、エゾオオサクラソウの画像にそっくりだ。エゾオオサクラソウの学名は Primula jesoana var. pubescens で、両者の違いは、①大きさ、②葉柄や花茎に褐色の毛があるかどうか。以下にそのまま記載する。これから良くみてこよっと。

Primula jesoana (オオサクラソウ)
  学名の意味: jesoanus=北海道に産する(蝦夷の)
  ポイント: 葉は浅く7~9裂。葉柄や花茎に褐色の毛はない
亜高山の湿った草地に生える。高さ15-40センチ。葉身は径4-11センチ、表面とふちに細かい毛がある。葉柄は長さ10-18センチ。花は径1.5-2.5センチ、1-2輪に3-8個ずつつく。花筒は長さ約13ミリ、萼のほぼ2倍ある。果実は倒卵状、楕円形、長さ7-12センチ、萼より少し長い。北海道(南部)、本州(東北から中部地方)、固有。花は6-7月。白花が咲くものはシロバナミヤマサクラソウである。

Primula jesoana var. pubescens (エゾオオサクラソウ)
  学名の意味: pubescens=細軟毛のある
  ポイント: 葉は浅く7~9裂。葉柄は花茎に褐色のちぢれ毛がある
オオサクラソウより大きい。北海道。花は6-7月。

私は昨年から、このオオサクラソウの二由来のタネを蒔いているが、最初はMさん由来のタネで1回目播種:04.8.18、2回目播種:04.9.25だった。両方とも2週間から二十日で発芽し、その年の10月から11月にかけて植替えしている。ところが、、、、今年の8月上旬まではたしかにたくさんの株が残っていたのに、今はもう1株しか見つけられないよ。がっくし。。。(-_-;) 

あとはアメリカプリムラ協会からのタネで、播種:05.2.28、発芽:05.3.23、ポット上げ:05.5.4 となっている。いまのところ5株くらいが残っている。でもねー、すんごく小さいの。(@_@;)

そして、“葉柄や花茎に褐色の毛”があるかないかを今確認したけど。。。。小さすぎてわからない。(~_~;) 多分両方とも、褐色の毛などは生えていないように見える。白い毛は生えているんだけど、褐色ではないの。ということでやっぱり両方とも Primula jesoana なんだね。ちゃン、ちゃンっ!(^^ゞ