讃岐一国参り 第77番札所 道隆寺とkeiガーデン

第七十七番札所 道隆寺(どうりゅうじ) 4月4日火曜日

【墨書】
右上: 奉納
中央: 梵字 薬師如来
左下: 道隆寺

【ご朱印】
右上: 第七十七番
中央: 変形印 梵字
左下: 讃岐國道隆寺

下:道隆寺山門 額は桑多山(そうたざん)

創建ころのこの付近一帯は広大な桑園で、絹の生産地であったようである。縁起によると、和銅5年、この地方の領主、和気道隆公が桑の大木を切り、小さな薬師如来像を彫造し、草堂を建てたのが寺の初めといわれる。(四国八十八ヶ所霊場公式サイトより引用)

 

日差しが強く、平地とはいえ重いザックをしょって歩くと随分へばる。こちらはコンパクトでお参りしやすい、歩き遍路にとっては願ってもない良いお寺さんだった。

額にもある桑の木は、私の生まれ育った武蔵野にも多くあって懐かしい思いがした。カイコは見たことなかったけど栽培していた桑畑もあったし、雑木林や民家の庭などそこかしこにあった。赤から黒へと熟した実は、口の中を真っ黒にして食べても美味しかったものだ。だが毛虫が気になるし、大きな木だと実には手が届かないし、ほんの数個しか食べたことなかった。今でも鳥の落とし物として千葉でもあちこちで見かける。その木で仏様を彫るっていいね!

4月4日火曜日の行程
善通寺いろは会館7:40発 → 76番金倉寺8:45着9:08発  → 郵便局ATM9:15発 → お接待に手作り陶器地蔵をいただく → 77番道隆寺10:15着10:30発 → keiさん宅訪問11:00ごろ → 里山散策(ミスミソウ見学)keiさんとお別れ交差点下車15:04発 → 78番郷照寺15:43着16:04発 → 坂出プラザホテル前ローソン17:00着 → 坂出プラザホテルチェックイン17:09着

下:お言葉に甘えて伺ったkeiさんのガーデン、春たけなわだった。

大きなお宅だったので庭は数か所に分かれており、青花がお好きとのことでヘリオフィラなどがちょうど満開だった。我が家ではとうに無くなってしまった懐かしい花ばかり。我が家でも耐寒性の微妙なもの、夏越しできないものは淘汰されてしまった。多年草は毎年植え替えないからだよね。タネを採って蒔く一、二年草も花ガラを残してタネを完熟させなければいけない手間からやらなくなった。しかし、keiさん宅で見かけたらまたほしくなってしまったわ。

keiさん宅の植物は写真ばかりの数ではない。実生の山野草もたくさんあり、これから生長が始まるものも多くあった。写真撮ったもののぼけていてアップできず披露できないものも多い。チベタヌスもあったのにびっくり。ごめんなさいね、keiさん。そしてお忙しい中、お付き合いくださってありがとうございました。

keiさんも実生で多数育てておられるので、長期間は家を留守にできないと思う。タネから育てた植物って自分の子供と同じだ。いや、私は子供以上に可愛かったかな。。。手をかけてやれば人間の子供と違ってある程度思い通りの成果があった。そして今の我が庭は自然の流れに任せっきり。生き残れる物だけ生き残るサバイバルガーデンとなっているが。

 

下:keiさんに連れて行っていただいた山で咲いていたミスミソウ群落。野生種の群落が身近にあるって素晴らしい。白が多いが桃色も少しあった。

下:山の途中から下の景色を臨む。やわらかい日差しにも見えるが結構暑かった。ヤマザクラが咲き、keiさんに教えていただいてヒサカキと判明したあの匂いに気づき、ミツバツツジも一輪くらいほころんでいた。ナンジャモンジャも。足元にはもっといろいろな植物があったが私はほとんど山野草を知らない。でもkeiさんのおかげで楽しいひと時を過ごせた。ありがとうございました。

下:山へ行く前に高松城の前を通過。

下:橋の欄干を見ると団扇の骨。団扇も香川の主要産業の一つだそう。

下:昼食に寄った讃岐うどん店から見る讃岐富士。あれ?その時は気づかなかったがこちらのうどん屋さんにはミモザの木があるのね。

下:裾野に広がる讃岐三白(砂糖、塩、小麦?、諸説あり)の一つである小麦畑を。うどん県!

下:keiさんの食べた讃岐うどん+アスパラの天ぷら

下:私が食べたのはちょっと変わったニンニクオリーブオイルをかけるうどん。美味しかったな。現地で食べるのは格段の旨さあり。