土佐一国参り 36番札所 青龍寺

6月9日(木曜日) 第三十六番札所 青龍寺(しょうりゅうじ)

【墨書】
右上: 奉納
中央: 梵字 波切不動尊
左下: 青龍寺

【ご朱印】
右上: 四國第三十六番
中央: 変形印 中央に梵字
左下: 土佐國獨鈷山青龍寺(とさのくにとっこうざんしょうりゅうじ)

36番 青龍寺
36番 青龍寺

とっこ【独鈷】
密教で使う仏具の一種。金属製の、両端がとがった短い棒。手で持って煩悩(ぼんのう)を打ち砕く意を表す。(グーグルから引用)

当初の予定ではビジネスイン土佐から歩いて青龍寺さんを打った後、浦ノ内福良(うらのうちふくら)まで歩き、旭旅館さん泊だった。
が、先達さんの助言により青龍寺、三陽荘、船着場(埋立)、須崎市営巡航船、船着場(横浪)、大間駅に変更した。
やっぱり次回は、太平洋側の横浪スカイラインを歩いてみたい。
上り下りもあるようだが、景色が良いらしい。

下:ビジネスイン土佐から1時間半歩いて塚地休憩所
自販機あり、トイレ洋式あり。
お大師様の泉にアンパンマンがいた。
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下:その塚地休憩所からまた遍路道は山へと入る。
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下:石畳というのか、雨の時は滑るので怖い。
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下:峠の道標。別の道への案内と眺望のある私設展望台への看板もあり。
いったんは峠をおりはじめたが、このまま行ってもつまらないし、眺望があるならと展望台へ引き返す。
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下:看板から2-3分歩くと、私設展望台の竹製ベンチが見えた。
一人ここでしばしの休憩。
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下:こいのぼりもお出迎え。
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下:天気は良くなかったが期待以上の眺望にばんざい!
分岐を戻ってまでも寄る価値があった。
この眺望を一人占めよ。
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下:分岐まで戻ってふたたび峠を下ると、ふもと近くでおじさんが作業中。
山道の石などを直してくださっていた。
すこし話をすると、たまに来て道の整備などしてくださっているそう。
「この間(サクラの時期)は埼玉の人を案内した」と。
「マムシが怖くて、、」と私が言うと、もう何匹も殺したって。
「展望台付近は草刈りしてくださってるんですか?」と聞くと
「そうでもない」と言ってらしたがテレてらしたのかも。
「展望台からの眺めがとても良かったです」と、告げると喜んでくださった。
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下:おじさんが教えてくれた磨崖仏
必ず見ていきなさいよ」と、強く勧めてくれた。
おじさんと出会った地点より上にも磨崖仏はあるとか。
私も磨崖仏があるとどこかで読んでいたので見てみたかったのだが、マムシが怖くてそれどころじゃない。
足元しか見ていなかった。
これはふもと近くの大きな岩だが、崩れたのか転がったのか仏様は横向きになっている
線は細く彫りが浅いところも。
製作途中に崩れたのかもしれない。
周りにもたくさんの絵が彫られている。
おじさんが言うには、先日お役人が調査に来ていたとか。
それに「サクラの時期がいいよ、そのあとツツジも咲くよ」と、いろいろ教えてくださった。
おじさん、どうもありがとうございました。
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下:宇佐大橋、上りはじめ。車道の脇には段差のある歩道あり。
本当に大きい橋で、下から見るとこの橋を歩いて渡れるとは思えなかったので地元の方に「歩いて渡れるんですか?」と、聞いたりした。
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下:宇佐大橋を下りる。
車の量はそれほどない。
ガードレールもないが、歩道の幅が結構広いので安心感はある
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下:青龍寺さんへの遍路道。仏様とアジサイ。
道の枯葉を掃除してくださっている女性(ボランティア?)もいらした。
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下:青龍寺さん仁王門。仁王様見なかった。
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下:仁王門をくぐってからも長い石段が待ち受ける。
下りの途中で一休みしている方も。
私達年寄りにはツライ石段よ。
体力のあるうちじゃないと遍路はできないと痛感する。
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下:石段の途中に滝があった。
検索すると滝の行場だそう。
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下:青龍寺さん本堂。額には波切不動尊とあり。
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下:青龍寺さん大師堂
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下:奉納された?石仏群
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下:奉納された?不動明王さま
ご本尊の波切不動明王像は寄木造りの愛染明王像とともに本堂の中にまつられているそう。
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下:三陽荘は龍温泉と銘打ち、黄金大師を看板にしていた。
順路から、青龍寺さんより手前なので、こちらでザックを預かってもらってから青龍寺さんを打った。
この奥に新館があり、思ったよりも大きなホテルだった。
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下:三陽荘さんの足湯
青龍寺さん打ってからランチしてもチェックインには早すぎたので、前の浜と隣の駐車場付き休憩所を少し散策。
戻ると、ホテルマンが私が遍路で宿泊者だと気付き「もうチェックインできます」と言ってくれた。
が、まだ3時前だったので「じゃ、足湯に浸かってから」と答えた。
タオルはご自由にお使いくださいと、あってありがたい。
するとそろそろ団体さんが入る時刻らしく、無線機持ったホテルマンが2人もエントランスでスタンバイし出した。
混雑すると悪いと思い、2-3分浸かってからそそくさとチェックインした。
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下:前の浜の横には駐車場のある休憩所があり、散策するとがいっぱい。
そしてヤマモモがたわわに。
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下:先に青龍寺さんのお参りをすませてから三陽荘のレストランで食べた昼食。天せいろ。
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下:三陽荘のレセプションから少し奥に入ったところにまつられている黄金大師
金箔が貼られているんですか?」と聞いたらホテルマンは「そうでもないです」と正直に回答。 
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下:三陽荘さんの室内
シングル禁煙の予約だったが実際は新館のツインルームで、バストイレきれい、エアコンも調子よくて快適。
カーテン開けても景観はないが、広い掃出し窓はレースカーテンしたままでも明るくて良かった。
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下:ぐるぐる回った?渡り廊下を通って部屋まで行ったので、この棟に宿泊したのか良くわからない。
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下:大浴場の中。誰もいないので。壁には天女が舞う。
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下:露天とはいえないが打たせ湯あり。
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下:日によって男女の浴場が変わるらしい。
大浴場にも小さいお大師さまが。
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下:大浴場の前にあったお遍路さん接待のフットマッサージ
足パンパンなので感謝。
このほかにも大浴場の前に洗濯室があってコインランドリーがたくさん並んでいた。
洗剤も柔軟剤も、確か備え付けが無料であったと思うが、他とごっちゃになっているかも。
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下:三陽荘さんの夕食。小生ビール一杯も。
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下:三陽荘さんの朝食
7時05分発の巡航船に乗る為、車で送ってもらう予約をチェックイン時にした。
そのために朝食時間は、本来の7時より早い6時半にしてくれた。
宿泊の方で朝一の巡航船に乗るお客さんのためだけのサービスだろう。
料金は1泊朝食付きで1万円弱(夕食は別途)と、ちょっとお高めだった。
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翌日の6月10日(金)は、三陽荘さんに船着場の埋立まで車で送ってもらい須崎市営巡航船に乗り、横浪で下船。
横浪からJR土讃線の多ノ郷駅まで歩き、駅から土讃線に乗って終点の窪川駅へ。
そして37番岩本寺さんを打ち、土佐くろしお鉄道で中村駅に移動、民宿こばんに宿泊予定。

9日目の行程 宿:三陽荘 歩行距離計:10.6キロ位 歩行時間計:4時間30分

ビジネスイン土佐7:30出発 ==>> (徒歩4時間5分) ==>> 三陽荘11:35頃到着 ザックを預ける
三陽荘11:40頃出発 ==>> (徒歩15分) ==>> 青龍寺11:55頃到着 30分滞在
青龍寺出発 ==>> (徒歩15分) ==> 三陽荘到着 昼食と休憩 チェックインは14:30頃