Hyacinthoides hispanica と Hyacinthoides non-scripta

Hyacinthoides hispanica(スパニッシュブルーベル)と Hyacinthoides non-scripta(イングリッシュブルーベル)の違いについて、以前から気になっていたのでネットで調べてみた。学名で検索して開花画像を見比べたり、自分の持っているRHSの図鑑で見比べると、スパニッシュブルーベルのほうは開花が進むと、花弁が傘状に開き先端はあまり反転せず緩やかに開く程度で、花色は薄い水色。イングリッシュブルーベルは筒状に細長い花弁で先端だけがくるりと反転し、花色は濃いブルーに見える。

だがネットの画像は、混同していると思われるものも多いので、イングリッシュブルーベルの実物を持っていない私には断定できない。こんど本物のイングリッシュブルーベルがあったら買ってみよう。どなたかお持ちの方がいらっしゃったら分けてくださいまし。<(_ _)>

イングリッシュブルーベルの種小名 scripa はラテン語の【scriptus=書き写した、彫刻のある】からきていると思うが、彫刻の無いヒアキントイデスという意味か。花弁にでも彫刻のようなものがあるのだろうか。それとも書き写したという意味で、hispanica にそっくりということかな。やっぱり本物で見比べなきゃダメだ~。(~_~;)

Hyacinthoides hispanica右画像が Hyacinthoides hispanica
実は某サイトでもこの相違点が出ていたが、検索した画像からの判断のようで、しっかとした根拠のあるもの(図鑑などからの引用)ではなかった。イングリッシュブルーベルには「香りがある」と書いてあるサイトが多いが、このスパニッシュブルーベルにも、少し香りがあるのよね。「イングリッシュブルーベルは小さなジャガイモのような球根(鱗茎)」というのもスパニッシュブルーベルと同じで、花色も「青のほかに白や桃がある」というのも同じ。だけど、どうも両者を混同しているのじゃないかという疑いが捨てきれない。やっぱりしっかりした図鑑だよ。

そのほかにはネットでは開花時期も掲載されていた。スパニッシュブルーベルのほうが開花期が早いようで4-5月。イングリッシュブルーベルは5-6月となっている。


Comments

“Hyacinthoides hispanica と Hyacinthoides non-scripta” への2件のフィードバック

  1. Hyacinthoides hispanica・・スパニッシュブルーベル って言うんですね~。今までシラー・ヒスパニカとしか呼んでいませんでした。うちにもこれはあると思います。4,5年前に球根を植えたんですけど、春の球根がひとしきり開花を済ませた後に咲きますね~。葉っぱは早くから出てくるようで、2月の初めにはもう出ていました。
    私もこの花がことのほかお気に入りで、2003年と2004年のアルバム、どちらにも入れてますよ。うちでは5月上旬頃に咲くかしら?
    それに対してイングリッシュブルーベルというのがあるのは知りませんでしたよ。うちにあるのがイングリッシュブルーベルだと良かったのにね~。だったら、お分けできましたのに。

  2. primroseのアバター
    primrose

    あれぇ~?、やっぱおかしいわ。このkeitannさんのコメントには既にレスを入れたはずなのに、なぜか出ていない。