Primula modesta (ユキワリソウ)

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これはアメリカプリムローズ協会からもらったもので、播種は2005年2月末だった。1ヶ月経過した頃に発芽したが、その後ダメになり、この写真は夏にいつの間にか発芽していたもの。大きさは株全体で1センチほど。葉っぱは5ミリもない。図鑑で調べると、本州の一部から四国、九州に分布している、とある。まさに逆輸入だったわけさ。(^^ゞ

それでも花が見られるかどうかは、私自身の腕次第だよ。秋になったので植え替えて肥培してやりたいところだが、ものすごーく怖い。植え替えるとダメになるケースがよくあるからね。プリムラは、太い根が出ていれば地上部がなくても平気で、やがて生長時期になれば葉っぱを出すようになる。ところが幼苗のうちは、髪の毛より細い根が1-2本なんだ。コレだけ本葉が出ていれば、もう少し根も多いとは思うが。

置き場所は建物の北側で、ほとんど日陰の場所。通気も水はけもそれほど良くない。数ヶ月経った蒔き床のポットには、コケが生えたり雑草が生えたり、ダンゴムシにナメクジにムカデが闊歩、とちょっと見には極悪な環境だ。だが植物のタネにはそうでもないらしくて、数ヶ月後に発芽したり、日向で管理するより株の生育が良いものさえある。だからこの場所を動かせないのよね。でも1週間以内には植え替えようと思う。何とか頑張っておくれ。

正式(標準)和名がユキワリソウなのは、このサクラソウ科のPrimula modesta だけ。私たちが普段一般的にユキワリソウ(雪割草)と言っているのは、ミスミソウのことだそう。変異も多く愛好家が多い。よって交配種も多い。コレクションの価値があると思うが、私はまだ成株を持っていない。いただき物の幼苗や実生苗はいくつかあるが、まだ栽培経験が浅く、戸惑うことばかり。2年位前からタネを蒔いているが、採り蒔きじゃないと発芽さえしないようだ。そして2年前の蒔き床の土を、未だに捨てられずにいる。来春まで我慢しよ。