石神菜の花畑は養老渓谷駅から歩いて10分ほど。駅に地図も備え付けられており駅員さんも丁寧に道を教えてくれた。鉄道を利用してくれる人が増えると鉄道会社としてはいいもんね。
天気が良いのが何より。だが肝心な鉄道と菜の花のコラボは位置取り悪く、かっこよく撮れなかったけど。
線路周辺の菜の花は満開を過ぎていて、よく見ると下の方が少しタネになっていたが花冠の頂部は見事な花房だ。これから毎日散ってゆく花が増え、ここ1-2日の間が最盛期だろう。周りの田圃にもタネが蒔かれているようでこれからという花もあるにはあるけど、線路の前後にないと小湊鉄道とのコラボにならない。
10:30ごろに養老渓谷駅につき、この花畑まで10分ほど。近くて良かった~。11時台にトロッコ列車が来るはずだったが、例の感染症の影響で運休となった。次の列車までウロウロ手持ちで撮ってどこがいいかな、、、なんてのん気にしていたら1時間の間にあっという間に撮影者が増え、いいとこはみんなとられちゃった。あんまり出っ張ると他の人の迷惑になるので遠慮がちに端っこから。
みんなそれぞれスタンバイして待っているとあと1-2分という時にある男性から大きな声がかかった。「はい、もうそろそろ電車が来まーす。」もう一回同じ声がかかる。
みんな心の中では「あー、良かった。」と思っていたに違いない。ある観光客が菜の花畑の真ん中まで入って動かなかったから。
その観光客たちも2回声を掛けられて「どけっていう事だよ」と家族に声をかけて動いてくれた。私は申し訳ないな、と思いつつホッとしたのも事実だ。写真撮影が他の観光客に優先されるのはおかしいが、何時間も前から待っているのですみませんがお願いします、と言う気持ちだった。
天気と花の最盛期と主役の鉄道の通過時間、それに加えて撮影者自身の休暇も。すべてが重なる時って滅多にないから、みんないいのが撮れたらいいね。
養老渓谷駅に10分で戻って、そこからバスで粟又の滝へ行こうと思ったらバスは電車の到着時刻に合わせてあるので、すでに出発したばかり。次の便はなんと15時。子供が小さいころに家族で歩いて養老渓谷を散策したのを思い出し、2時間半あるから歩けるかな~、と歩き出した。
しかし駅に備え付けの地図はなく、Google Mapでも良く分からない。なんでか自分の歩いてる向きに地図がならない!どうやるんだっけ?と悩むより時間がもったいないのでバス通りを歩きだした。15分ほどで赤い橋のところに着いた。そこには興味がないので通過。もう少しで粟又の滝だったような気がしてどんどん進む。車で行ったらあっという間なのに、なんと1時間40分速歩きでやっと着いた。
着いたのは15時少し前で、養老渓谷駅に戻るバスは15時32分発。40分ほどで下に降りて三脚設置し105mmレンズに交換もしたい。滝を撮るチャンスってそうそうないので少し焦り気味だった。構図がまるでダメ。
今回は、水をふわっとさせるのが主目的。
なんとかバリアブルNDで3秒から5秒にできたが滝が白く明るすぎるか。ギリで白トビはしてない。この滝は速いシャッタースピードだと岩にへばりつくように薄く流れている水がきれいではなく、遅いシャッターでふわっとさせた方がきれいだった。だからこれぐらいのスピードが良いのだが、滝の明るさはカメラの設定でどうやって撮るのが正解だったろうか。もっといろいろ試したかった。
上は105mmマクロレンズ。24-70mmの他にはこれしか持ってない。でもf32まで行くんだわ。絞りの穴が小さくなるのね。でもレンズ口径がもともと小さいのだよ。
1/2.5秒というスピードでもふわっとさせることができた。もう1段遅くても良かったかも。そういえば白糸の滝もこれぐらいのスピードだった。あんまり遅くし過ぎてもその糸の細さが出ないだろう。これ以上速くすると水の流れがきれいじゃなかった。
さっきたまたまテレビを見ていたら森山良子さんのウィッグの宣伝で・・・なんか見たことある電車が写っている。そうそう黄色のムーミン列車とか呼ばれている私が昨日乗ったばかりのいすみ鉄道だった。で、この記事のタイトルでいすみ鉄道としていたのが間違っていたと気付いた。この赤と薄いオレンジのようなコンビの電車は小湊鉄道だった。