残念なことで話題になっている屋形船の光跡を比較明合成で撮った。風評被害でいつもより運行本数は少なかったかもしれない。撮影モードはマニュアルでシャッタースピードは長め。
シャッタースピードが早ければブレなくていいのだがつなぎ部分が多くなりその痕跡が目立つ。つなぎ目の少ないすぅっときれいな光跡にするためには長いシャッタースピードが必要だった。
三脚は最小の高さにしたが開脚が狭かったので不安定さはあった。これで脚をもっと広げていればブレは軽減されたかも。風はほとんどなく、2月にしては驚くほど暖かい4月ごろの気温だった。
内海で風がほとんどないと言ってもやはり海に面しているので、垂らしたストラップは揺れていた。なので三脚の脚に巻き付けていた。
結果としてどれもビルのライトがブレている。三脚の重要さを知った。もっと重いヤツがいいらしい。ベルボンのトラベル三脚は1.6キロだが3キロくらいがいいと聞いたことがある。だがこれ以上重いのなんて持って歩けないし、第一に物を増やしたくないから私の写真はこんなもんで良い。
白い光は明るく赤い光は暗いので、白い光が多くなると合成後の写真が明るくなりすぎる。なので一枚一枚に白トビを抑える加工をしたのち、合成したほうが良いとネットに出ていた。
フォトショップで比較明合成のやり方。
ファイル > スクリプト(R) > ファイルをレイヤーとして読み込み…
(フォルダを参照して必要な写真を複数枚選ぶ)
「ソース画像を自動的に配置する(A)」にチェックを入れると、撮影時に微妙にズレてしまった画像をPhotoshop側がズレのないように並べ直してくれます(ただしちょっと時間がかかる)。
描画モードを比較(明)にする
(以上引用)
あっという間にできた。これがJPGで加工するシリウスコンプのでも、RAWでやったフォトショップのでも、ぱっと見は差が分からない。若干色味が違っていたところもあったが。
加工の前に、
静止した建物などがブレていない写真を撮っておくことが前提。
つなぎ目のないきれいな光跡がいい。
車ならば1台の車のみを長秒で撮り、明るいフロントランプだけのとテールランプだけのとを別々に撮っておき、それらを色や光量のバランスを考えて重ねる。テールランプだけのを多数枚、フロントランプの方は少数枚重ねるほうが全体として白トビが抑えられた写真になると思う。またはテールランプだけでも今はバラエティに富んでいるからいいのが撮れそうだがまた今度。