種をまく人

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土曜日から連続してタネを蒔いている。それも1日中。。。
今日は雨で、作業は小休止。
ミレーの「種をまく人」は、種の入った布袋のようなものから
手で一掴みして、地面に均一にばら撒くように放り投げている。
あんなだったら、さぞや楽ちんだろうに~。。。

私のタネ蒔きは、チマチマとしていてなかなか終わらない。発芽に寒冷経験が必要なものは、来春発芽だから硬質粒用土を使ってのポット蒔き。1ヶ月以内に発芽するようなものは生育も早いのだから、移植が楽になるようにピートとバーミキュライトの混合用土でセルトレーに蒔く。しかし、この用土だけでは軽すぎるので、砂、または赤玉土や鹿沼の小粒を混ぜている。

それにラベルをつけるのも、また大変。
今までの経験では、セルトレーの1列には同じ品種を蒔き
そのため、ラベルは1列1品種に一つだった。
そしてポットへの移植後も同じ品種は一塊にして、1種類に一つのラベル。
葉っぱが同じだから、その一群は絶対間違えない・・・・と思ったら大間違い。

同属のものを数種類蒔いたら、もう何がなんだか分からないよ~。
あとはつぼみがついて初めて、品種が違うことに気づいたりする。
だから最近では、ポット上げの際には必ずポットごとにラベルをつける。
よってポットの数はもとより、ラベルの数も半端じゃない。
そして、その置き場所にもいつも苦慮する。

最新知ったこと・・・それは高山植物が霜には弱いということ。
雪をかぶっている間は、適当な湿度もあり、気温も下がり過ぎないので元気だそう。

一般的な高山植物は冬の寒さが去り、雪解けする頃に発芽してくるそうな。
だから平地で秋に発芽させると、真冬の寒さに傷むというのが通例だそうだ。
私はてっきり、高山植物なら寒さに強いので、屋外に放置して平気と思っていた。
高山植物でなくとも、発芽したばかりの苗は根が少ないので
寒さに弱いとは思っていたが、植物の栽培もすればするほど奥が深い。

だから今年はガラスフレームをもう一つ買おうと思う。