諦観の旅

 海部駅そばの生本旅館さんを出発して室戸方面へ向かう途中、視界が開けた場所で。

生名の金子や旅館さんを出て遍路道(鶴林寺道)を20番鶴林寺さんへ向かった。鶴が変わらずに居てくれて嬉しかった。

鶴林寺道の途中でだったと思うが、持参した魚肉ソーセージで昼食とした。

2021年10/12(火)~10/22(金)まで阿波一国参り(二巡め)の記録をちょっと。

「諦観」の使い方
「諦観」は「本質をはっきりと見極めた上で諦める」といった意味で使われています。
要するに、ただ諦めるのではなく「事態や状況を理解した上でこれ以上執着せず求めない」といった意味で用いられています。
「諦めるべき理由や意味を受け入れている」場合に使うことができます。(WURKより引用)

お笑い芸人じゃないけど

まぁ~ねぇ~。。。

本質を見極めるも何も、5年前に比べて明らかに体力が劣化してるのが分かった。

頭のほうも。

足の太もも外側は毎日しびれ、帰宅後2日経ってもしびれてる。

気にしてるととても不快なので考えないようにしているけど。

腰も膝もガクガク。。。

一週間ぐらいで治れば良いけど。

今回のお遍路12日間の前半は毎日真夏の暑さだった。

おかげで顔も両腕も真っ黒

中盤は雨時々曇り、後半は曇り時々晴れ、と言う天気だったわ。

装備として、ゴアテックスのレインウェア上下ゴアテックスのトレッキングシューズ、ザックの上から被る事の出来る防水ポンチョは必須だった。宿では朝晩寒いので防寒着として薄手のキルティングも。

舗装路を歩くことも多いお遍路だが、そんな時はトレッキングシューズでは足に負担が掛かりすぎる。底面が固いので速く歩くのに不向きだし、爪先部分も固く作られているので絶対にマメが出来る。

靴ずれよ。

よって、舗装路ではスニーカーで歩いた。なるべく幅広の靴がいい。足指にマメが出来たらもう今までの靴では入らないから。

マメは出来ないようにする事が肝心。事前に全部の指にテーピングし、5本指ソックスを履く。私のは薄手だったのでもう一枚普通のソックスも履いた。

マメが出来たらもう歩けない。無理に歩こうとすると拷問されているようだ。2―3日間休むか距離を短くするか。それも平地のみにして。

以下は時速の参考までに

10キロのザックを背負い、ウエストポーチと水などを着けてプラス3キロ以上、合計13キロ以上を持ちながら歩いた65歳のばーさんの時速。

車道は平均で時速3.5キロ(1キロ当たり17分)、元気な時は平均時速4キロ(1キロ当たり15分)。疲れてくると時速3キロ(1キロ当たり20分)以下となる時も。

遍路道で急峻な登りは、時速2.5キロ(1キロ当たり24分)から時速2キロ(1キロ当たり30分)

遍路道で下りは、緩やかな土道なら時速3.5キロ(1キロ当たり17分)は行ったが、そんな道はいくらもない。ほとんどが石ころ道なので平均で時速3キロ(1キロ当たり20分)以下急峻な下りなら時速2キロ(1キロ当たり30分)位

今回の阿波遍路道の超絶へんろころがし
(1.は急峻で岩石ばかり。2.のうち鶴林寺道は岩石ばかり、いわや道・平等寺道は土道も多いが、一部に足場が狭いかほとんどなくロープの手掛かりが数ヶ所あって長い)

  1. 吉野川市鴨島町 旅館吉野~11番藤井寺(6:34発)~12番焼山寺(13:30着14:00発)~神山町旅館さくらや(16:55着)
  2.  

  3. 勝浦町生名 金子や旅館(6:00発)~20番鶴林寺(7:51発)~21番太龍寺(12:15頃着)~阿瀬比へんろ小屋(14:30着)~大根へんろ小屋(15:45着16:00発)~22番平等寺(16:30着)~阿南市新野町 民宿山茶花(16:45着)

 

これらの道は登山道と同様。靴底面にグリップ力があってある程度厚みがあるトレッキングシューズが絶対必要。トレッキングシューズが用意出来ない人は車道を行くのがお薦め。