DIC川村記念美術館

久しぶりに川村美術館に行った。写真を撮るためだけに行くなんて初めてよ。いつもは美術館のついでに前庭や自然林とハス池、今はもうない?イングリッシュガーデンをさっさと散策する程度だった。びっくりしたことに散策路だけでも入園料200円がとられることになっていた。

入口受付に声かけてよかったわ、私はいつもどおり出口側からハス池につづく散策路に入ろうとしたが、一応声をかけてみると現在は散策だけでも有料。それも一方通行だって。再入場はチケットの半券が必要。だが、いつもきちんと整備されているので安心だ。

美術館入館料は1300円で、差額の1100円を美術館入り口で払えば美術館にも入れるそう。10月はリンドウが咲くとホームページに書いてあったが、蕾は膨らんでいたがほとんど色づいていない。あと3日ほどすれば咲き出しているだろう。そしてホトトギスが満開だった。ほとんどが標準種?なのか知らないが花が大きく満開だった。が、ごく一部にちょっと変わった青っぽい品種もあった。

噴水のある前庭の池 フジ棚から撮影 2018-10-20T13:22:41
Olympus PEN E-P5 Tamron 14-150mm F/3.5-5.8 DiIII C001
絞り優先モード ISO:400 SS:1/400 焦点距離:28mm(56mm)
F値:8 補正:なし WB:手動 LightSource=9=Fine weather
測光:マルチセグメント

シャッタースピードは1/400で速くもないが、拡大すると噴水の水しぶきが玉となって見えている。意図していない偶然だったよ。カメラ(Olympus PEN E-P5)の威力だな。もっとズームしたのも撮れば良かった。奥までピントが合っているのはいいが、噴水の水輪から水平じゃないのが分かるので、なんだか落ち着かない

マグノリアの仲間 2018-10-20T13:02:09
Olympus PEN E-P5 Tamron 14-150mm F/3.5-5.8 DiIII C001
絞り優先モード ISO:400 SS:1/50 焦点距離:14mm(28mm)
F値:3.5 補正:+1.3 WB:手動 LightSource=9=Fine weather
測光:マルチセグメント

新緑でもないが透過してみた。細長い枝が2本横に流れるように描いた線もきれいと思った。コブシかハクモクレンと思うが実はついてないし、きれいに清掃されて下にも落ちてなかったので分からない。我が家の近辺にある街路樹のコブシは葉がほとんど落葉しており、残っているのはスス病になって黒くてきれいじゃない。ここでは数本が列植されており、葉はみずみずしい緑のまま残っていて、さすがの管理だと思う。西日があたらない場所にあるからか?

エノキ(1) スポット測光 2018-10-20T12:58:35
Olympus PEN E-P5 Tamron 14-150mm F/3.5-5.8 DiIII C001
絞り優先モード ISO:400 SS:1/400 焦点距離:14mm(28mm)
F値:3.5 補正:-0.7 WB:手動 LightSource=9=Fine weather
測光:スポット測光

逆光での人物撮影ではスポット測光が有効である、と勉強した。被写体となってもらえる人がいないので、ちょうどいい逆光だと思って大きなエノキを撮ってみた。このスポット測光では、下のマルチパターン測光と同じ解放値でもすごく明るくなり、思わずマイナス補正をした。それでも木の上の方まで明るいわ。

エノキ(2) マルチパターン測光 2018-10-20T12:57:46
Olympus PEN E-P5 Tamron 14-150mm F/3.5-5.8 DiIII C001
絞り優先モード ISO:400 SS:1/640 焦点距離:14mm(28mm)
F値:3.5 補正:なし WB:手動 LightSource=9=Fine weather
測光:マルチセグメント

こちらはいつも通りのマルチパターン測光で上の写真より先に撮った。背景が明るすぎるので補正してない。マルチセグメントで測光値を平均するらしいが、全体の割合から言ったら明るすぎるんだろう。その分、シャッタースピードは速くなったらしい。こういう事も身をもって経験するとちゃんと覚えると思う・・・んだけど、次の機会には忘れてたりしてね。人物は撮らないのでたぶん試す機会はないと思うけど。両エノキとも手持ちで撮ったのでピントはイマイチ。

下はエノキ(2)のヒストグラム。ブルーの高い山が左に寄っているので青については特に暗いのが多い、という事らしい。他の色も暗いのが多いが。エノキ(1)のヒストグラムも大して変わらなかった。

山が右端に途切れているのは露出オーバーですと。右上端も途切れているので白飛びというそう。!マークあるね。フォトショップではこれが調整できるらしい。

RAWじゃなくてJPGでも?

だとしたら素晴らしいソフトだね。今度やってみますけれども、今日はもう寝る。

このヒストグラムはPhotoshopElementsのだが、カメラのINFOボタンでも簡単に表示できるのは承知している。画面のINFO表示がうるさいと思うようになって今日は表示しないようにしていた。撮影後にその都度、画像を確認するのを煩わしく思う時もあるが、確認するのを怠って家に帰ってから後悔することも多々あるのでめんどくさがらずに確認する癖をつけよ

フユノハナワラビ 2018-10-20T12:16:43
Olympus PEN E-P5 Tamron 14-150mm F/3.5-5.8 DiIII C001
絞り優先モード ISO:400 SS:1/100 焦点距離:61mm(122mm)
F値:5.6 補正:-1.0 WB:手動 LightSource=9=Fine weather
測光:マルチセグメント

スギかヒノキか知らないが数本列植されている根方(5-6メートル位)は、コケできれいにマルチングされていた。コケを撮ろうと思ってよく見るとなんか生えてる。ほんの10センチほどの丈しかないこのフユノハナワラビが何株も出ていた。特徴的な葉が出ていなければ私には植物名は判別できなかった。

サクラ 2018-10-20T12:03:47
Olympus PEN E-P5 Tamron 14-150mm F/3.5-5.8 DiIII C001
絞り優先モード ISO:400 SS:1/3200 焦点距離:123mm(246mm)
F値:5.8 補正:-1.0 WB:手動 LightSource=9=Fine weather
測光:マルチセグメント

品種は分からないが狂い咲きしていた。今年は台風が多くて早く葉を落とし、全国的に狂い咲きが多いとか。サクラは何本も見かけたが葉はどれもなかった。これもまるでウメのように裸木にポツポツと花がついて、よく見ると八重で小さめの花はほんのり桜色でとてもかわいかった。

うーん、下の枝はないほうが良かったな。

キク科の何か
ホトトギスの何か
ハス池とハクチョウ

さっきまで池畔で寝ていたのにいつの間にか水面にいたハクチョウ。動き出したらピントを合わせるのは大変だった。鏡面に写ったハクチョウの首はハートの形。だが他に印象的なものがないのでもっとハクチョウにズームしなくちゃいけなかったな。

ツタが絡みつくスギの大木

大木のように見えるが直径は50センチほどだった。ツタはまだ幼苗で葉は2センチもないが大木に絡んでいるのが健気だった。紅葉していれば無論良いのだが、1本じゃなく枝分かれでもしていてくれたら、ね。とにかく被写体としてインパクトないか。

空中の落ち葉

空中でくるくると風に舞う落ち葉。そう、クモの巣に引っかかってる。これに日が当たっていたら素晴らしい作品になったよね?フラッシュなんか焚いてみればよかったかな。あまり技巧に走るのも好きじゃなくて、暗いままってやっぱり素人。スポット測光だともう少し明るくなったかな。もっとじっくり色々取り組んでみればよかった。

前庭と噴水池

贅沢なほど広~い芝生にゆったりガチョウやハクチョウがくつろぐ。ここは柵があって人が入れないのを分かっている。

美術館入り口のアートと雑木林

アートの迫力が出ていないし、雑木林の魅力も感じられない。

切り株の箱庭

暗いけど、今回一番気に入ったわ。

ハス池の水鏡

狙いはいいけど、やっぱり色がないのでツマンナイな。写真に撮ってみて、私は初めて水面で揺らぐ光と影を認識した。あのモネの描写力に感嘆する。