VO2MAXと乳酸性閾値

VO2MAXとは、最大酸素摂取量のことです。Vは量(volume)、O2は酸素(oxygen)、MAXは最大値(maximum)の意味。VO2MAXはランニング中を始め運動中に呼吸によって体内に取り込むことが出来る酸素の最大量のこと。1分間に体内に取り込む酸素量を表し、単位はml/kg/分で表記します。

VO2MAXを導く計算式は、「15x最大心拍数/安静時心拍数」です。

数年前には計算式まで含むこんな記述は検索しても出てこなかったよね。。。
ランニング中に専用マスクつけて酸素量を測る、としか出てこなかったと思う。

今、情報はほとんどただ(無料)だ。

一般向けの基本的なことだけだろうが。

より専門的なことは当然有料で、Youtubeならサブスクだったりするが、スタティックなページでもこのように公開されてるのでありがたい。

という事で自分のVO2MAXを計算すると35.2ml/kg/分だった。

最大心拍数は220-65才で155。安静時心拍数はコーヒー飲んでる時だったけど11/10秒だったので66とした。寝ていて起き上がる前に測ったらもっと低いかも。

15×155÷66=35.2

仮に安静時心拍数60だとしたら38.7

あくまでも目安とする。


乳酸性作業閾値についても数年前にさんざん調べても計算式なんて出てなかったと思う。が、75%を乗じる計算式が出ていたYoutubeもあった。その計算式はこれ。75%っていうのがエビデンスないので?だが、詳細な血液検査などランニング中にできるわけないパンピーには、これでも目安となるよね。

なお、計算式とその下の記述は別の方のものです。

AL値=(220-年齢-安静時心拍数)x0.75+安静時心拍数
   (220-65-66)x0.75+66=132.75

という事で、私は132前後の心拍数でランニングすることによって、無酸素運動にはならず、有酸素運動の最大限でランニングしているから、楽に早く走り続けられるはず。

そもそも、乳酸性作業閾値(LT値)とは何でしょうか?その前に、乳酸とは何か?から考えていきたいと思います。乳酸とは「疲労物質」というわけではなく、運動中に「糖」が分解してできたものです。
つまり、乳酸ができるということは、運動のエネルギー源として「脂肪」ではなく、「糖」が使われているということ。糖は体内に貯蔵できる量が限られているため、できるだけ使いたくありません。つまり、乳酸値は低いに越したことはないということです。乳酸性作業閾値(LT)とは、血液中の乳酸濃度が急に上がり始めるポイントを指します。

AT値
まずAT値。これは一般的にはAnaerobic Threshold(無酸素性閾値・嫌気性代謝閾値)の略として使われることが多いのですが、別の概念としてAerobic Thresholdというものがあり(日本語訳をあまり見かけないのですが、有酸素性閾値といったとこでしょうか)、これもまた略すとATとなるため、ややこしさを生んでいます。ここではAerobic ThresholdをAeT値、Anaerobic ThresholdをAnT値として使い分けることとします。

LT値
次にLT値。これはLactate Threshold(乳酸性閾値)の略として使われていますが、AT値とほぼ同義で使われていることが多く、これにAT値と言った時のAeTとAnTの概念が加わり、一層ややこしさを増しています。

私のLT値

75% => 132.7
80% => 137.2
85% => 144.65
90% => 146.1
95% => 150.55
100% => 155

この日のトレッドミルは、心拍数を132前後に保ち、最後の2~3分前から少し上げただけ。

ペース見たら絶対9分切れないよ。