奥入瀬渓流と蔦沼と三内丸山遺跡

Go to Travel で宿代は26000円ほど値引き、地域共通クーポンを11000円分もらって2泊3日の二人旅。往復新幹線は「えきねっとトクだ値スペシャル」で50%オフ(片道一人8640円)だった。おまけに観光地は比較的空いていて(例年を知らないが)、なおかつお天気も良かった。こんな事って滅多にないわ。

奥入瀬渓流の散策はまずバスで十和田湖(休屋)へ行き、遊覧船観光、次に子ノ口(13:30ごろ出発)から焼山方面に奥入瀬渓流を歩く予定にした。

ところが、銚子大滝までですでに時間を使いすぎ、白糸の滝を撮った撮影情報を見なおすと15:27が最後の写真。それから慌てて荷物をまとめ、他の名所は諦めて最終バスに乗るべく次のバス停雲井の流れ(15:40発)まで車道を走った。

Google mapによれば「白糸の滝」から「雲井の流れ」まで1.8キロあった。カメラリュックは出発前に計ったら合計で約10キロ。カメラにショックを与えないように、と気を使いながらも雲井の流れバス停まで13分ほどで着かねばならない。公衆トイレを過ぎたあたりで焦りまくり。だめだったらタクシーを呼ぶか、数キロ歩くか、しかない。

きれいな黄葉の中、車道を走りながらもエンジン音がするたび後ろを振り返った。しかし、無情にもJRバスが来てしまった。自分の現在地から雲井の流れバス停までどれくらいあるのか良く分からないままだった。

私ががっかりした風を見せると、なんと、JRバスは私の前に回ってウィンカー出して左に停まった。

「えぇっ???」と思って小走りで行くとプシューっとドアが開いた

バス停じゃない所だったので怪訝に思って「乗ってもいいんですか?」と聞くと「八戸行ですよ」と。私が「奥入瀬渓流温泉までです」と言うと「よかったぁ~」と運転手さん。

感謝感激雨あられ~~!人の情けが本当にありがたいと思った。

「ありがとうございます!」とお礼を言って「バス停はどこですか?」と尋ねると100メートルほど先の乗用車が止まっている付近を指さした。涙出そう!!!

またお礼を言って席に着き、時計を見ると15:48分だったと思う。1.8キロを20分で走ったなら時速5.4キロ、ペース11分6秒でかなり遅い。バスが遅れ気味で助かったわ。このバスはこの時期、混雑で第2便が後続で付いてきているのを何度が見たし遅れ気味なのも承知していたが、それをあてにしていたわけではない。ただ何とか間に合わないかと全力で走っただけ。本当にありがとうJRバス東北の運転手さん

写真を撮っているとビューポイントで1-2枚のつもりでもすごく時間がかかっている。自分でバス移動するって、予定をきっちり立てないとこんなことになるんだな。

ホテルの仲居さんの言う通り、朝から行って石ヶ戸バス停で下り、そこから十和田湖方面に向かって散策するのがベストなんだろう。しかしお天気良くてムッチャ混雑。三脚立てられないわ。どっちにしても何かを我慢するしかなかったということ。

石ヶ戸の流れが一番の見所らしかったが私は全然見なかったのが心残り。

奥入瀬渓流 水門手前の映り込み
奥入瀬渓流 水門手前の映り込み
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 34mm
ISO-400 1/400秒 f8 -0.3
奥入瀬渓流 紅葉
奥入瀬渓流 紅葉
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 24mm
ISO-400 1/200秒 f5.6 +1.7
奥入瀬渓流 銚子大滝
奥入瀬渓流 銚子大滝
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 33.5mm
ISO-400 1/1.3秒 f3.5 +0.7
奥入瀬渓流 銚子大滝
奥入瀬渓流 銚子大滝
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 40mm
ISO-400 1/3秒 f2.8 +0.7
奥入瀬渓流 白糸の滝
奥入瀬渓流 白糸の滝
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 48mm
ISO-400 1.6秒 f5.6
奥入瀬渓流
奥入瀬渓流
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 25.5mm
ISO-400 1/50秒 f5.6 -0.7

宿は野の花焼山荘。二日目朝にはそこから蔦沼の紅葉を撮りに行きたい。沼めぐりの小径という散策路があって1時間20分ほど楽しめる。しかし宿の直近のバス停から朝の9時前後に蔦温泉に行くバスがない。減便のせいか、もともと無いのか。

結局、宿でタクシーを手配してもらった。あらかじめネットで調べておいた宿からの距離は8キロほどで2000-3000円ということだった(乗車時間は15分ほど)が、青森市内のバス会社なので宿から乗っても青森市内からのメーター料金がかかり、蔦温泉までは5620円かかった。フロントでそれでもかまわないかと確認されたがOKした。呼んだらどこへでも来てくれるが発車した場所からのメーター料金よね。

10月に入ってから宿のホームページを見直していたところ、コロナ感染対策で蔦沼の展望デッキは10月22日から27日まで入場制限ですと。そしてその申込期限は過ぎていた。あーあと。出発前には蔦沼撮影は諦めていたが、最終日の朝に行けばいいと急遽考えなおした。路線バスが無ければタクシーで良いとも。

最終日の行程で、新幹線に乗継するバスを調べていたら11時台出発の新青森駅行が、三内丸山遺跡に寄ると分かった。1日2本あって、降車専用のバス停で遺跡への集客ね。以前から行ってみたかったので行けてよかった。しかし天気が良かったので暑さと、カメラリュックの重さにやられ、屋外の復元物を見終わった頃には腹が減り、肝心な展示室を見なかった。帰宅してから、展示室の出土品をサーっとでも見ればよかったなと思った。

蔦沼
蔦沼 2020/10/28 9:37
Z 6, Z 70-200mm f2.8 S 70mm
ISO-500 1/2500秒 f5.6 -0.7 C-PL使用?
蔦沼
蔦沼 2020/10/28 9:49
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 34.5mm
ISO-400 1/100秒 f11 C-PL使用?
蔦沼
蔦沼 2020/10/28 9:29
Z 6, Z 14-30mm f4 S 22.5mm
ISO-400 1/320秒 f5.6 +0.3 C-PL使用
蔦沼 西側から
蔦沼 西側から木々の間から見える山と映り込み三色グラデ
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 28mm
ISO-400 1/400秒 f5.6
鏡沼
鏡沼
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 41mm
ISO-400 1/800秒 f5.6 -0.7
鏡沼 アジサイ
鏡沼 アジサイ
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 27mm
ISO-400 1/640秒 f5.6 -0.7

上:詰めきれなかった一枚。鏡となった水面は青空を濃く映し出し、木々も映り込んでいて、なおかつこのアジサイが1個だけ葉は落ちていたもののきれいに残っていた。そしてちょうどスポットライトのように日が当たっていた。もうバスの時間が気になり、あれこれ試してゆっくり撮れなかった。シャッターチャンスだったのに。すぐに日はズレてしまった。ほんの2-3分ねばる勇気を持ちたい。1:1にクロップした。

三内丸山遺跡
三内丸山遺跡
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 24mm
ISO-400 1/3200秒 f5.6
三内丸山遺跡
三内丸山遺跡
Z 6, Z 24-70mm f2.8 S 24mm
ISO-100 1/400秒 f5.6
三内丸山遺跡
三内丸山遺跡 (加工済み)
Z 6, Z 70-200mm f2.8 S 35mm
ISO-400 1/4000秒 f16 -1.7
三内丸山遺跡
三内丸山遺跡
三内丸山遺跡
三内丸山遺跡