房総のむらで体験したかるめ焼き。材料は以下の通り。
- 砂糖 大さじ山盛り 2杯
- 黒砂糖 粉状にしたもの 一つまみ (風味付け)
- 水 小さじ 2杯
- 卵白1個分に砂糖を加えてメレンゲ状にホイップしたもの 小さじ1杯位
砂糖と水をお玉に入れ、ガスコンロの極弱火にかける。ザラザラがなくなりお玉の縁側に泡が出てきて粘性が増して来たら、すりこ木の小さいのでかき混ぜながら、水分が飛び細かい泡で白くなってくるまでかき混ぜ続ける。
細かい泡は粘度を増して膨らみそうになる。(ここまで極弱火のままかき混ぜ続ける)
膨らみそうになってきたら火からおろし、乾いた布巾の上で温度が下がりすぎないように混ぜ続けながら、卵白のメレンゲを小さじ1杯ほど入れる。
粘度が増してくるので手が疲れるが、再びガス火にかけて均一に卵白を混ぜるためにかき混ぜ続ける。するといったん沈んでくる。が、その時もう少し頑張ってかき混ぜ続けると、結晶化して膨らんできそうになるのですぐに火からおろす。
膨らんで表面がひび割れてくるのでそのまま冷ます。完全に固まったら、少しの時間(数秒)ガス火にかけるとお玉の底が溶けて緩むので、お玉を揺らしながら皿などにカルメ焼きを移す。すぐに冷めて固くなる。
体験は1日数回で、1回4人まで。一人150円だった。それでカルメ焼き2個作ってお土産にしてもらえる。
子供のころ父が七輪の上でザラメに重曹で作ってくれたのを思い出した。子供たちみんなで見守って何個作ったんだろうか。成功して見事に膨らんだのもあり、膨らまなかったのもあり。その父の緊張感がみんなに伝わっていたっけ。
私もやってみたいな、と少し前から思っていたのに、コツが分からないのでYoutubeみても失敗したら、、、と躊躇していた。
それが、房総のむらで体験できるなんて!
それも体験できるのは年に数回、今の時期しかないそうだ。私は11時20分からの回で一人目に予約表を書いておいたら、時間になると外人さん二人のカップルも申し込んでいた。入館料300円は65歳以上で無料だったし、2個もカルメ焼き作れて150円はお得だった。🤗
終わるとお昼時となって、うどん屋さんでかみなりうどん600円を食べた。この地域では具を油いためしてのせるうどんが昔から食べられていたそう。
さて次は、、、と街並みを撮影しながら行くと、鍛冶屋さんに予約表が出ていた。作成できるのは手のひらに載るほどの大きさのフックや魚の形をしたペーパーナイフ。体験料金は500円だったが、時間もちょうどよかったので申し込み表に書き込んで、先に農家のほうに見学に行って、裏の茶席で抹茶と生菓子500円をいただく。
魚の形のペーパーナイフの鍛冶屋体験は緊張感たっぷりだった。鉄の原料をコークスの中で燃やし、赤く熱せられた鉄の棒を鎚で叩きながら形にしていくのだった。
私は見学が主体だと思っていたから真正面で相対し、講師と体験者で交互に鎚を打つのに驚くばかり。赤くなった鉄の塊がもっと高温で黄色っぽくなってきているのにビビってしまい、途中から
「あとはお任せします~~」と何度か言ったけど、「自分でやってみないとダメ」「怖くないから」とその都度言われ、結局最後まで交互に鎚を打った。
ということで体験で作ったペーパーナイフがこれ。最終的にはきれいにグラインダーで形作って刃も削り出して磨いてくださった。最後には油で焼き付けて錆止めまで。これで500円は安いよね。良い冥途の土産になりました。