札入れ落とすお遍路

↑:27番神野峯寺 他に何も撮ってない。余裕のなさがうかがえる。この日は民宿唐の浜さんをチェックアウト後、荷物を置かせてもらって神野峯寺を往復した。天気予報が午後から雨なので何しろ午前中が勝負だった。山を往復するのに前もって通し打ちのミスターから、遍路道行かないで車道を歩いたほうがいいと忠告いただいていたのでそうした。坂道を下りてくる時は、例によって後ろ向きに歩いて下りてきた。こうすると足指先の痛みがしのげるの。歩いてる人なんて誰もいないし、車も滅多に通らない道だからこれで良し。

あ、思い出した。。。

私が本堂で納経しているとき、民宿唐の浜でご一緒だった高齢女性の二人組のおしゃべりが大声でうるさかったので「!」と思って振り返った。そして続いて大師堂に移動し納経したのだが、賽銭やら納経料を出すのに小銭入れをウェストポーチのカラビナから外した。納経所へ行って支払いの際に、札入れに使っていた100均の透明小袋がないのに気づく。あ、大師堂で小銭入れ外した時に札入れの方も外れて落としたんだわ。慌ててとって返すと、先ほどの二人組女性が拾ってくれていた。私の心の狭さを諭された。急な長い階段を何度も上り下りさせられ罰が当たったと思った。

民宿唐の浜さんも、チェックアウト後なのに快く荷物をおかせてくれたし、周囲の他の方たちにいつも助けられていることを実感した。

↑:5枚 ロイヤルホテル土佐 ダイワ系列で結構高級ホテルだったわ。神野峯寺さんを打った後はもうバス。だって雨だもん。民宿唐の浜さんでおかせてもらった荷物を取りバス停一つ分くらいを戻って、輝るぽーと安田という産直品置いてる道の駅みたいな場所に行ってパンを買って休憩。雨はどんどん強くなっている。ここからバスに乗ってロイヤルホテル土佐へと。最寄りバス停は長谷寄(はせより)と言うところだったが、民家の間を縫うように上がって行ってホテルに着いた。ナビタイムもマップもこの道を示したが車道よりは近いらしい。この頃、雨はほとんど降ってなかった。

宿泊先は民宿ばかりだと婆さんにはきつい。ふすま一枚で隣の人の気配が分かったり、トイレ入りたい時に入れなかったり。ましてや遍路宿は和式トイレだったりする。これはもう絶対NG。ゆっくりしたいと思ったらホテルか旅館ね。たまには良いでしょ。