Garnet Cowichan ガーネットカウチン タネの入手先:
Barnhaven Primroses (FR)
播種:2004.9.25 発芽:2004.10.12 ポット上げ:2004.12.4 ポット増し:2005.3.19(大2P,小1P) 植替え:2005.10.14 開花:2006.3.27~ 地植え:2006.4.24 移植:2009.4.28(1株)
Venetian Red Cowichan ヴェネチアンレッドカウチン タネの入手先:
Plants of Distinction (UK)
播種:2004.3.5 発芽:2004.3.26 ポット上げ:2004.5.11 植替え:2004.10.28 開花:2005年2月28日から 一株だけ地植え:2005.4.18 素焼き鉢植え分植替え:2005.10.26
これら、
カウチンプリムラと称されるプリムラのタネは、プリムラ属の育種生産販売で名をはせるバーンヘイブン Barnhaven primroses (FR) や、園芸植物の中でも比較的希少珍奇なレア物を多く扱っているプランツオブディスティンクション Plants of Distinction (UK) で購入した。その後、いろいろ調べても図鑑というものにはこのカウチンプリムラについての記述は全くない。しかし、WEBサイトではカウチンプリムラの由来について記述しているサイトがあったので、ここではその記述をもとに書き留めておく。
Cowichan Primulas カウチンプリムラとは、1930年代にカナダのバンクーバー島カウチンバレーに自生するプリムラから発見された系統で、花びらはベルベットの質感を持ち、大きな黄色い目の代わりに小さな褐色のシミ様のものがある(伝統的に"目が無い"と言い表す)のが特徴である。葉は常緑だが、春以降に暗紫色を帯びてくる。
そして、現在でもカウチンプリムラとして販売流通はされているが、プリムラの専門書籍である洋書
PRIMULA (John Richards著)や、
世界のプリムラ(世界のプリムラ編集委員会編)には、カウチンプリムラをポリアンタの中の一系統として記述する箇所はなく、上掲の
世界のプリムラの中にバーンヘイブン・ヴェネチアン・コウイチャン・ポリアンサス Barnhaven Venetian Cowichan Polyanthus の写真が掲載されているのみだった。
また Cowichan の読み方についてだが、日本では先住民族によるカウチンセーター Cowichan sweater が有名であり、
カウチンと読むことが一般的であると考えたため、あえてカウチンプリムラと日本語表記したが、英語では [koʊ.ɪtʃən] と発音し、日本語で書き表すとコウイチャンとなるか。
誠文堂新光社刊【世界のプリムラ】から プリムラ・ポリアンタ
Primula x polyantha の生い立ちについての記述は
こちら