海外の種苗会社のカタログを見ていると温度の単位が違います。私の持っている英国のT&M社やCHILTERN SEEDS社のカタログでは℃摂氏ではなく、F華氏で温度が表示されています。
華氏とは、この温度目盛の創始者であるドイツの物理学者ファーレンハイト(Gabriel Daniel Fahrenheit 1686~1736)の名に中国で華倫海の字を当てたことから華氏というそうです。(広辞苑第五版による) カ氏とも書くそうです。
具体的には、水、氷、食塩を混合したときの温度を0度とし、氷の融点を32度、人間の体温を96度とする温度目盛のことだそうです。
ちなみに、摂氏はスウェーデンのセルシウス(Celsius Anders 1701~1744)が、1742年に、水の氷点を0度、沸点を100度とし、その間を100等分した温度目盛りを定めたもので、その後大気圧の変化で氷点沸点が変わってしまうことに気付き、1気圧のもとで測定した値を用いるように改められたそうです。
F華氏からC摂氏への換算式を私はすぐ忘れてしまうので、以下に記しておきます。
(F華氏-32)×(5/9)=℃摂氏