すごかったダイビング

すごいっていうのは、カワセミのこと。昨日の散歩中にカワセミを近所の川で見かけた。背中や羽は玉虫色に輝くブルーで、腹のほうは茶色っぽい。体のわりにくちばしは太くて長い。この鳥はたまに見かけるが、こちらの気配を感じると、いつもすぐに飛んで行ってしまう。

今日はそのハンティング風景を少し離れた場所からだが、はっきりと見させてもらった。あーあ、この時ほど、望遠のカメラやビデオがあったらなぁ、と思ったことはない。そのカワセミは川の縁の石に止まり、川面を見ているかと思うと、突然2メートルほど下の水面に急降下し、なんと水中にもぐったのだ。すぐに浮き上がって、もとの石に止まるが、その時くちばしにはキラリと銀鱗が光っていた。お見事~!と絶賛の拍手をした。それを何度か繰り返すうち、人がやってきたので川沿いに飛んで消えてしまった。もっと見ていたかったよー。こんな風景、山の中の渓谷でしか見られないと思ったけど、わが佐倉市のような平野部でも、驚くような生態を見せてもらって感激だったわ~。(*^^)v

この幅2-3メートルほどの川の両側には、草の生えた土手や土の溜まった部分もあって、カモやアヒルの絶好の休息地になっているところだが、そこにはいつも犬を連れて、パンやせんべいなどを与えに行く。餌付けは今に始まったことじゃなくて、この周辺に住宅地が立ち始めたころから住民がやっている。コイは普段からいるわけじゃなくて、雨の降った後に水位の上昇とともに、印旛沼から上がってくるらしい。夏などはツリをしている子ども達もいる。

すぐそばには、ビオトープと呼ばれる自然のままの生態系を維持した小川を、地域住民が保存している場所もある。ここにはカワニナが生息していて、夏には蛍が見られるそうだが行ったことがない。まだ引っ越してきたばかりの18年も昔には、うちの裏の田んぼでも蛍が飛んでいたっけ。子どもと一緒に採ってビンに入れ、暗い部屋で楽しんだものだ。だが最近はもう、田んぼで蛍は見たことがない。農薬のせいでカワニナがいなくなったからと聞くが。。。。

この我が家の横を流れる川も、今では住民の要望どおり擁壁で囲われてしまったが、それ以前にはすばらしい小川だった。土留めもなにもない小川で両側には草がいっぱい生え、川の中には自分は興味がないがいろんな水中生物がいたはずだ。地元のおばさんたちは子どものころ、ここで泳いで遊んだんだって。(#^.^#) それが今ではどぶのようになっている。川の上流では住宅が増え、地面もほとんどアスファルトに覆われているから、雨水がごみとともに流れ込む、すっかり都会の川になってしまったよ。人間の利便性と自然との共生って難しいもんだね。


Comments

“すごかったダイビング” への2件のフィードバック

  1. primroseさん、こんばんは~。かわせみを見られたんですか?
    良かったですね。
    私もね、二年前の冬に何気なく、いつも買い物に行く途中に流れている川のほとりを散歩してて見ることが出来たんですよ。
    やっぱり市内の水も綺麗ではない川だし、河口からも1キロもない場所だったので驚きました。写真はかろうじてグリーンの色がわかるようなのを望遠で撮りましたけど、ボケボケもいいところでしたよ。それも今ではパソの初期化で消えちゃいました。残念。翌年の冬、つまり去年は何度か同じ場所に行きましたが、見ることが出来ませんでした。
    うちの庭に遊びに来る鳥も、その年によって、遊びに来る種類が変わるみたいで、今年はとにかくメジロとヒヨドリが多いです。去年はツグミが多かったのにね。
    今日は暖かだったので畑で草取りをしていたら、やっぱりジョウビタキ君が(あ、メスだから君じゃないね)どこからともなく現れて、カタカタと鳴いてました。あれは地鳴きというのかな?
    明日からいよいよ「東京なので、しばらく花たちも見られません。
    帰ってきたら、いろいろと咲いてるかもしれないわ。

  2. primroseのアバター
    primrose

    あらん、、、keitannさんは野鳥にもお詳しいんですね~。ツグミって検索してみたんですが、普段からその辺で見かける野鳥もよく観察していないから、見たことあるかどうかも分かりませんでした。

    地鳴きって、雄雌ともに普段から一年中出す声のことを言うんですってね。春夏の子育て中に雄が出す声をサエズリっていうのも、初めて知ったわぁ。見分けたり、聞き分けたりするのは、いつも観察してなきゃ出来ないことですね。

    東京ですか、行ってらっしゃ~い。