ど根性ムクゲ

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この場所に去年も咲いてた。誰も抜かないってのがなんかすごいなーって。(^.^)

今日はTSUTAYAでDVDをかりてきて久しぶりに映画を見た。以前から気になっていた「お見送りの作法」原題「STILL LIFE」というもの。近いところでシネスイッチ銀座でしか上映しなかったので、レンタル開始をずっと待っていた。

こういうミニシアター系が好きで、何気ない日常を淡々と綴った作品が好み。スペクタクルやオカルト、流血の多い戦争ものや理不尽な殺戮ものは、最近ドキドキして見ていられなくなった。

この主人公のような人って私の若い頃にも職場にいて、周囲からは変わり者扱いされてた。だが私はこういう、自分の仕事に真摯に取り組む人が結構嫌いじゃなくて、その人のプライベートってどんなかなーって、いつも思っていた。家族にはどんな口調で話すんだろうか?って。

あの時、私はその人に自分のミスをはっきり指摘され、愕然とした。こんな単純なミスを自分がおかしていたとは。そして、指摘されるまで気づかなかった自分を恥じた。それよりもっと複雑な仕事は何度も確認しながら慎重に処理していたつもりだったから。

だが仕事は仕事だ。その人にはっきり指摘してもらって良かった、と今でも思う。いかにも思いやりのあるような、自分が悪く見られたくないがための、相手に決断を任せるかのような言葉は私は嫌いだから。私より10才以上先輩だったが今頃どうされているだろうか。好好爺となられているだろうか。

映画の感想はネタバレになるからやめるが、最後にちょっと涙出た。(._.)