ガンダム新シリーズ 見ないと思う

ガンダムの新シリーズが始まるそうだ。私はゼータガンダムも見る気はしなかった。いちばん最初の機動戦士ガンダムは本当に面白かった! それは再放送分を、幼稚園か小学生だった子どもが見るためにチャンネルを合わせていたが、いつの間にか自分が夢中になっていた。

とにかく次回放送分が待ち遠しくて、マンガなのにのぼせあがってしまった。マンガ雑誌を購入したこともなく、気に入ったテレビドラマを毎週見るということもなかった自分が、こんなテレビマンガにのぼせること自体信じられなかった。同時期に再放送していたハイジも面白かった。アルプスの少女ハイジはフジテレビの日曜夜「世界名作劇場」の枠で放映されたものだ。自分の子どもが小さい頃も毎週見ていて、フローネもすごく面白く楽しみに見ていた。(私が)

そんな名作劇場とは違い、今はやりの戦争マンガだとばかり思っていたガンダムだったが、それは今も昔も全く変わらない人間ドラマに他ならない。それも登場人物はなんか泥臭く、ハイテクを駆使していてもアナログって感じ。それがまたいいんだなぁ。ナィーブな思春期の少年アムロがとってもキュート。私の思春期はあんなじゃなかった。登場人物は皆、礼儀正しく思いやりがあって賢く、育ちの良さがうかがえる。カイはちょっと違った設定だったが、彼には彼の魅力があった。それぞれの個性が生き生きと描かれ、こんな仲間と仕事や勉強ができたら毎日楽しいだろう。

私の好きな人物はいろいろいるが・・・
まずは赤い彗星シャア・アズナブル! 彼は誰もが好き、というか憧れの的でしょ。
ジオン創始者の息子で本来なら身分が高い。
何といっても頭がよく、紳士的でフェミニスト。そして強い。孤独なのもいい。
やっぱ、男は孤独じゃなきゃ。
孤高というと少し悲哀も感じるので、私はそう表現したくない。

それからランバ・ラル。絶対頼りたくなる大人の男って感じ。
でも、ちょっと老け過ぎ。

そしてアムロのことを「坊や・・・」と呼んだジオン女性士官のハモン。
士官にしては艶っぽすぎ。でもこんな生き方もいい。
女性が軍隊に入るなら、男性をもアゴで動かす士官にならなきゃ、ね。
地球連邦軍のマチルダさんもなかなかの女性士官だったが、ちょっと良い人過ぎる。
そのほかにも魅力的な人物がいっぱい。

ってなことで、私にも土田君に負けないほどガンダムに対する思い入れがある。
でもフィギアなど、無論持ってはいないわよ。
私なりに心の中でひっそり温めた感情をいまだに持っているだけ。
だからこそ、それを壊したくない。
で、新シリーズは見る気がしないのね。
「アムロ、行きま~す!」