キクイモ

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Helianthus tuberosus
ヘリアンツス・ツベロースス (キクイモ)

昨日、菊芋専門店きくいもハウスから、3キロのキクイモ(送料500円を含めて合計2,075円)が届きました。知人に分けたので、この写真は半分の1.5キロくらいです。さっそくスープで味わってみましたが、若干クセ(スッとするような香り)がありますね。サトイモに似た感じかと思っていましたが、見た目はショウガにそっくりでした。皮は薄く、包丁で切るとシャキシャキと音がしました。

私はショウガをむくときもそうですが、栄養分が抜けるともったいないので、薄い皮の汚れた部分だけ軽く削る程度にむきました。そのキクイモを一口大に切ってひと茹でし、水を切ってスープの鍋にキクイモだけを入れました。アクや苦味がどの程度あるのかわからなかったからです。

ゆで汁は透明でしたがほんの少し薄黄色くなって、一瞬、ウコンを連想させました。でも、皮をむいた塊茎はショウガよりもずっと白かったです。ウコンやショウガがショウガ科で、このキクイモは学名からもわかるとおりキク科ヒマワリ属なんですね。下茹でした感じではアクというものはほとんどなく、食味についても苦味はありませんでした。スープ全体に少しスーッとした味がまわって、キクイモ自体は少しホクホクしていました。このスーッとした風味のせいか、私はやっぱりショウガを連想しましたが、ショウガを煮てもホクホクはしないでしょうね。やったことないのでわかりませんが。

このキクイモの効能についてはどこを調べても良いことづくめです。ダイエットにも良いらしいです。以下はキクイモ研究会から引用させていただきました。

  1. 食事をして血糖値が上がったときに体脂肪が増えるが、キクイモを食べてもあまり血糖値が上がらない。血糖値が上がらなければ体脂肪は増えない。
  2. キクイモのイヌリンは胃や腸で消化吸収されないでどろどろした繊維質となり、この繊維質は胃の下部や小腸の面を覆って炭水化物の吸収を妨げる。十二指腸では脂肪の消化吸収にかかわる胆汁酸と複合し、脂肪の吸収を妨げる。
  3. キクイモのイヌリンによるどろどろした繊維質は腸の蠕動運動を促して腸内の通りを良くし、食べ物がすばやく通過するので余分な栄養素を吸収しない。
  4. キクイモを摂取し始めてから「動作の切れがよくなった」という体験者が大勢いるが、動作の切れがよくなれば自然とキビキビ動いて一日の運動量が増す。その結果、ダイエット効果が現れる。
  5. キクイモはカロリーが少ないのに満腹感が長持ちするため、食べ過ぎを防ぐ。また血糖値の急激な変動を防ぎ、下がりすぎもしないのでやはり食べ過ぎを防ぐ。

と、こんなところ。まだ、昨日から食べ始めたので何とも言えませんが、このキクイモがある間は数日おきに食べ続け、自分の体の変化をよく観察してみようと思います。1.5キロくらいじゃ変わんないかなー。(^^ゞ