佐渡大収穫祭

091101-Sado01.jpg091101-Sado02.jpg



クラツーの国内ツアー、佐渡秋の大収穫祭は越後湯沢駅を降りてフェリーに乗るべく、バスで直江津港へと向かう。(大収穫祭はクラツーと佐渡の共催のようだった)その途中、道路標識が関東などとは少し違っているのに気づいた。目的地を表す大きな標識は元より、駐車場のPをはじめ、時速制限の40などの丸い標識まで、みんな一様に少し手前に傾いているのだった。おまけに、大きな標識の上には屋根まで付いている。積雪の際にも標識の文字が見えるように、との配慮からだろう。こんな道路標識は初めて見た。ところ変われば、だねぇ。(^_-)

091101-Sado03.jpg091101-Sado04.jpg


鉛色の空の下、乗船したフェリーはこがね丸かもめ達が挨拶に飛んでくるのでスナック菓子を売店で買って与える。ホバリングしながら手からついばむとは慣れたもんだね。そしてなんと、直江津港から佐渡の小木港までは2時間半もかかった。これが意外と揺れた。大きく揺れるのではないが、絶えず揺れているので酔った方もいた。こんな時は乗り物酔いのことは考えずにおしゃべりに夢中になるか、本でも読むか。。。

フェリー到着後、バスで数分のところへ移動しすぐにたらい舟に乗る。これは決まっている(ツアー代金に含まれている)ことで、うす暗く、日も暮れかけてざぁざぁ降りの雨の中、凍えた手で傘をさして順番を待ち、たらい舟には5-6分も乗ったかなぁ。船頭さんも心得たもので、冷たい雨もなんのその! フェリーでくるお客さん(私たち)が最後とのこと。お疲れさんでした~~。^_^; この間、ちゃんと記念撮影されていて、皿に印刷されてくるらしい。売店の前でその皿を売っていたのが見えたが、この寒さに外で物色している気力も体力もなく、トイレに並んですっきりし、本命の大収穫祭へとバスで向かう。

091101-Sado07.jpg

091101-Sado05.jpg091101-Sado06.jpg


収穫祭では地元の味覚のふるまいがあり、佐渡おけさや鬼太鼓などの郷土芸能を堪能。売店も出ていて朱鷺のたまごのお土産を買った。最後に抽選があり、私は「のしいか」が大当たり。大満足な一日目だった。(^◇^)

091101-Sado09.jpg091101-Sado08.jpg

091101-Sado10.jpg091101-Sado11.jpg


1日目の宿泊は、両津温泉の加茂湖湖畔にある佐渡グランドホテル。このホテルはグランドピアノを表しているとか。建物がL字型に配され、建物の先端から先端をつなぐように弧を描いて庭が湖に向かって造られていて、まさにグランドピアノだった。夕食は「番屋」というホテルのお食事処で炭火焼。食べきれないほどどっさりとあった。どれも美味しかったよん。(^。^)y-.。

091102-Sado01.jpg

2日目はトキの森公園西三川ゴールドパーク佐渡歴史伝説館佐渡金山尖閣湾のルートだったが、あいにくの雨と風で尖閣湾揚島遊園と海中透視船はキャンセル。この写真はどこのお土産屋さんでも売っていた、柿のタネのチョコバージョンでない新潟限定バージョンか?。カフェオレ、きなこ、ホワイトチョコ、そして定番のチョコレートと4種類があった。1袋95gで250円と高かったわ。でもお土産にちょうどいいので数袋お買い上げ。^_^;

091102-Sado02.jpg091102-Sado03.jpg

091102-Sado04.jpg091102-Sado05.jpg


トキの森公園ではボランティアガイドさんが解説してくださった。この専門ガイドさんはちゃんと試験を受けて受かった人だけだそう。ありがとうございます。(^O^)/ 資料館では骨格標本やはく製などがあり、ガイドさんによる説明を受け、パソコンによるクイズでトキへの理解を深めることもできた。生きたトキは飼育ケージの外からそっと見るだけ。フラッシュだめ、傘の開閉もだめ。

そしてこのあと、トキを探してフィールドへとガイドさん同行でバスは走る。佐渡に常駐しているトキの群れはいくつかあるが、それは試験放鳥されたものだそうで、引き続き監視員によって観察が続けられている。トキを見つけるにはまず監視員を探せ!何箇所か回ったがトキは見つけられず、諦めて最後のトキ観察場所へ回ると、トキ6-7羽が田んぼに降りていた。写真でも肉眼でも米粒ほどにしか見えず。しかし、生きている、飼育ケージではなく自然の中にいるトキをこの目で見られたことは本当にラッキー。トキから200-300メートルも離れたバスの中は拍手喝さいだった。

091102-Sado06.jpg091102-Sado07.jpg091102-Sado08.jpg


西三川ゴールドパークでは砂金採りにチャレンジ。係の方に採り方を教えてもらって30分ほどやったが、あっという間に時間が過ぎてしまった。私は小さいのを5個ほどゲット。ストラップにしてもらって1500円也。

次は佐渡歴史伝説館大がかりで精巧な機械仕掛けの人形たちが、佐渡にまつわるお話を展開。佐渡おけさとは、おけさという名前の若い娘に化けた猫が、飼われていたそば屋でおどりを踊り、店を繁盛させてそば屋夫婦に恩返しするという話だそう。

この出口に向かう途中に売店があり、ジェンキンスさんがお菓子を売っていた。「いらっしゃいませ~」とか言うわけではなく、一緒に写真を撮ってくれたりして広告塔のお役目だった。最後に「ありがとうございます」と言ってくれた。こちらこそ。^_^; 柱にはジェンキンスさんの言葉が印刷されて貼られていた。「今が自分の人生で一番幸せな時」・・・なら、よかったわ。(^-^)

091103-Sado01.jpg091103-Sado02.jpg

091103-Sado03.jpg091103-Sado05.jpg

091103-Sado04.jpg

2泊目は二つ亀にある佐渡フィッシャーマンズホテルものすごく眺望がいい。海水浴場でもある二つ亀が、庭に出るとよく見えた。周辺にはキャンプ場、遊歩道が整備されている。2日目は風雨が強かったので、夜には窓ガラスをたたく雨音も。しかし、私がトキの森でも歩きながらきょろきょろ探していた雪割草が、やっぱりこのホテル敷地内にはあった。白っぽいものが多いが紫色のもあるね。そういえば地元バスガイドさんも、最近ではお花(高山植物)の時期のトレッキングツアーも多いと言っていた。私もまた来たいなーと思った。

その次は妙宣寺。法隆寺の五重塔を模したといわれる五重塔があり、すごく立派だった。庫裡には直江兼次由来の鑓や書簡が展示されていた。NHK大河に出ているこども店長が来たそうで写真もあった。また、古くて大きな大黒柱も見学した。

帰りに乗ったジェットフォイルは早くて揺れずに快適。ただし、音がすごくてずっとゴォーッという轟音が聞こえていた。最後に乗った新幹線はMAXとき338号。2階建てなんだね。でも指定席は1階だったけど。(-.-)

全体として、食べきれないほどの海の幸がどこでも出された。海鮮ものが好きな方にはこたえられない旅だったろう。私たちは二日目には「もうそろそろいいかな・・・」という感じだった。でも、今回の主目的は海の幸と郷土芸能なので、看板に偽りなしというところか。また、添乗員さんは大当たりでこの方のおかげでとても気持ちの良い旅となった。意外にも、3日間では回りきれないほど観光地・景勝地があった佐渡にはまた行きたいと強く思った。