奈良京都旅行 ④銀閣寺・南禅寺他

旅行最終日3日目は、宿が南禅寺近くだったこともあり、洛東の寺社を散策した。宿は東天王町バス停前だったので、まずは哲学の道(疎水沿い)を歩いて銀閣寺へ向かう。今回のツアープランはJTBのエースで京都フリープランというもの。往復の新幹線指定席と、ホテルは朝食一食が付いている。これにオプションでもう一泊追加した2泊3日のプランで、滞在中の移動は全て自分達で計画をして回る。これが意外と大変だった。へ(´o`)へ チカレタ…

京都はバスが縦横に頻発していて便利をうたっているが、実際は、繁華街中心部への乗り入れは渋滞が激しいので地下鉄が便利だ。最終日ということもあって、新幹線に乗り遅れないためにも、行程の最後に京都駅に戻るには地下鉄利用を計画していた。

ホテル平安の森京都→哲学の道(徒歩約30分)→銀閣寺→バス停銀閣寺道(洛バス100系統)→バス停動物園前(市バス32系統)→平安神宮→バス停動物園前(市バス57系統)→バス停永観堂南禅寺前→南禅寺→永観堂→バス停永観堂南禅寺前(市バス5系統)→バス停神宮道→徒歩2分→地下鉄東西線東山駅→地下鉄東西線二条城前駅→二条城→地下鉄東西線二条城前駅→烏丸御池駅(地下鉄烏丸線へ乗り換え)→地下鉄烏丸線京都駅

tetugakunomichi.jpgまずは哲学の道←から。ここには鯉とか名前の分からない小型の魚がいっぱいいた。そして始めて見たが、キツツキの姿も目撃。私の真上で、コンコンコンコンッ、コンコンコンコンッ!と、勢い良く頭を振っていたよ。あれじゃ目が回りそうだねー。写真に撮ったというのに、デジカメのカードエラーでお陀仏になってしまった。銀閣寺や南禅寺のハイライトシーンが一枚もないのは寂しい。そうだ、また行こまた行こ。(‐^▽^‐) オーホッホ

銀閣寺で残っていたのはこの写真(下右)のみ。これはコケを維持するためのスプリンクラーと思われる。肝心な観音殿や向月台、銀沙灘(ぎんしゃだん)も撮ったのに、一枚も再生できなくて泣きだ。グスグス (><。)。。 

ginkakuji.jpg庭園もすばらしく、開門時間の8時半に行ったら、既に清掃や工事の方々が入っており、その丁寧な仕事ぶりに驚かされた。雨上がりの通路沿いの柵は泥や砂が跳ね上がっていたが、それらをきれいに雑巾でふき取ったり、水をつけた刷毛で流したりしていた。ほうきでの掃き掃除も万端に、拝観客を出迎えてくれたよ。きっと、国宝や重文を擁する神社仏閣は、どこもそうなのだろうと思う。拝観料を取られるのも当然だよ。こういう日々のメンテがあるからこそ、何百年もの間、皆から信仰されるんだ。

パンフレットなどを見ると、さすがにプロが撮った写真はすばらしいとは思うが、百聞は一見にしかず。やはり実物を見なくては話にならない。写真も残ってないし、本堂はちょうど改修中だったのでブルーシートがちょっとねぇ、風情台無しにしていたな。やっぱし、もう1回行こう。(^u^)プププ そそ、拝観料と引き換えに入場券をくれるが、それと一緒にお札をいただけるの。ありがたいことです。(^人^ (^人^ ) なんまいだー 

nanzennji_houjouteien.jpg次に行った南禅寺もとても良かった。(^J^) この写真←は方丈庭園で、方丈とは住職の居室のことをいう。この庭園は代表的な禅院式枯山水庭園で、巨石の姿から『虎の児渡し』と呼ばれる。江戸初期以降に見られる樹木と石組みを一箇所にまとめ、広い余白が楽しめる有数の名園であり、慶長年間、小堀遠州の作庭になるものといわれている。(パンフレットより)

三門は中に入ることが出来て、高みの見物が出来る重要文化財だ。ここのは、山門ではなく三門と書く。石川五右衛門の伝説で有名。名セリフ『絶景かな、絶景かな~』だよ。楼上には仏像が安置され、内部の極彩色も狩野探幽などの作と伝えられている。水路閣も良かったなぁ。どこかの写真で、この水路閣の上部が写っている写真をみたが、ちゃんと水が通っているのに驚いた。今でも使われているんだね。

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eikando_chokusimon.jpgそして上写真が永観堂 勅使門前庭。この盛り砂は、テープが流れていたがその解説によると、月の光を前の釈迦堂(方丈)に反射させる為、ということだ。端正な市松模様もさることながら、天皇からの勅使を迎え入れるという勅使門→の荘厳さもそれにふさわしい。下左は永観堂奥の高台にある多宝塔からみた洛東の眺め。右は弁天様前にある茶店のわらび餅。すごく大きなのが6つも。美味しかったわぁ。(*^^)v

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続いて平安神宮だが、こちらは神苑と呼ばれる庭しか見学できないの。本殿はとうぜん、無理よねー。^_^; その次が地下鉄に乗って二条城まで。あのウグイス張りは健在だったのがうれしいね。中学のときだからもう35年以上経つが、この二条城二の丸御殿に始めて行ったとき、とても感動したものよ。襖絵や障壁画、欄間は重文や国宝が多いが、照明がないのでせっかくの狩野派の絵が良く見えなかった。よく考えたら、回廊の外側に障子がついている。コレって昔もあったかしら? 太陽光から保護するために障子をしてある、と書いてあったけど、天気の悪い日は入り口付近しか見えないのでちょっと残念だった。下左は見学の出来る二の丸御殿で、右が見学できない本丸。また庭園は、芝生が敷き詰められた和洋折衷庭園だった。

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kyoto_chikatetu.jpgそして、東京とは違った京都市営地下鉄の駅。これは乗り換えのときの烏丸御池駅ホーム→で、ホームには全て保護壁があり、車両が停まる位置は厳然として決められている。保護壁のドアがあいてから車両のドアが開くようになっていた。東京もこうだといいけどね。それに東京の地下鉄はスピードが速い。ホームに入ってくるときもそれほどスピードが落ちていないから、たまに乗る私は結構怖いと思う。もう一つ違うことが。それは地下鉄の入り口の数。地下鉄は道路の下を通っているが、東京の地下鉄駅入り口はたいてい交差点にあり、4つの入り口がある。でも京都の東山駅では1箇所だったよ。繁華街付近の地下鉄駅に行けば、入り口はもっと多いだろうか?

最後に京都駅でお土産を少し物色し、お昼は食べていなかったので午後3時の新幹線に乗る前に、軽く腹ごしらえ。これはお土産小路にある西利の漬物寿司。味噌汁がついていたが、どろっとして濃く、それでいて甘い白味噌仕立てで、生麩が入り、芥子が吸い口。これをかき混ぜていただく。漬物寿司はあっさりしていても漬物一つ一つの風味が分かり、とても美味しかった。また漬物買っちゃったよぉ。(^^ゞ

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今回の旅行はフリープランなので自分でコースを決め、乗り物の時間や食事処も考慮するのは大変だった。でもパックツアーではなかなか自分の思うところに行けないから、充実して大満足な時を過ごした。それに紅葉シーズン直前の3連休なので、思ったほど混雑していなかったのも幸いした。これからの11月はベストシーズンで、道路は渋滞、神社仏閣などの観光施設も相当混雑するらしい。これから行かれる方もどうぞ楽しんできてください。

それから、一番便利でありがたいと思ったサービスがある。キャリーサービスというもの。京都駅中央改札口の2階三省堂奥にあり、荷物を宿へ直送してくれるのだ。また、帰りも宿からこの京都駅に送り返してもらえる。私は帰りは宅急便で自宅に送ったが。要するに、手ぶらで観光できるのでありがたい。以前ならコインロッカーを探したり、駅の手荷物預かり所に預けたりしたでしょ。これはアイデア商売だね。もうひとつ同じような会社でデリバリーサービスというものもある。これは八条東口にあるが、営業時間がキャリーサービスに比べて短いようだった。営業時間もチェックしてから利用してね。


Comments

“奈良京都旅行 ④銀閣寺・南禅寺他” への2件のフィードバック

  1. こんばんは~。京都旅行、ずいぶん細かいスケジュールを立てられたのですね。私なんぞ、大雑把な性格なもので、いつも大まかなことだけ決めて、後はその時の気分で行動してますよ。
    銀閣寺はここのところ毎回拝観しています。2,年前に祖母の納骨のため、母を連れて京都に一泊で行ったときも、哲学の道を歩いて銀閣寺まで行きました。ここはほんとうにいつも庭師さんが入っていて手入れされてますよ。(別に朝ではなかったですが)このときに銀閣寺の庭の一隅でショウジョウバカマの株を見つけて、庭師さんに尋ねたら「この辺の山にはよく生えてます」とのことでした。その後、私も近くの里山を歩いてショウジョウバカマを見つけたりしたので、庭師さんの言葉に納得したことでした~。
    その時は確か、足利義政が起居していた東求堂も公開されていて見ることが出来ましたよ。
    その後で二条城を回ったし、コースが同じですね。
    哲学の道は2時間ぐらいかけてゆったりと歩くと結構面白いかも。
    民家の生垣なども楽しいです。

  2. そうそう、このコースはなかなか良かったですよね。銀閣寺は思ったより広くなかったのですが、それがかえって良かったと思いました。それにショウジョウバカマ!! 私も群生してるのを見つけましたよ。ちゃんと札が立っていたので、私にもわかったのです。花の時期じゃないのが残念でした。

    庭師さんたち、いつも手入れされてるんですね。そういえば、あの背の高い生垣もすごく良かったですよね。山茶花か椿と、しいの木のような木との混ぜ垣でしたが、あの高さは他では見ないでしょ。

    私は滅多に旅行をしたことがないので、今回、気合入ってましたよ。(^^ゞ 新幹線なら早いとは言っても、気軽に行ける距離ではないのです。だって高いも~ん。(≧∇≦)/