年の瀬に御殿山に登る

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大掃除も今年は気合が入り、築30年とはいえ、きれいさっぱりとした家になったかな。家族の仕事納めも済んで、日中は温かくとても年の瀬とは思えない一日だった29日、御殿山(363.9m)に登った。本当は登るというほどの高さでもなく、少し高低差のあるハイキングだった。

館山から30分ほど内陸に入った県道89号沿い高照寺の横にトイレと駐車場(数台分)があり、そこから登り始める。最初のうち、両脇には民家と畑が少しあって、いよいよ登山道入り口と言うあたりからはうっそうとした照葉樹林帯となる。上の写真は民家の途切れたあたりにあった道祖神か何か。大木の根方に祭られ、周りは草刈がされてとてもいい感じ。


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登り始めると日は差さずうす暗いが、柵が整備してあって道幅も広く歩きやすい。少し登って中腹には大黒様が祭られており、下の集落を見守っていた。なんでも江戸中期の作とか。周りの眺望も良く、ありがたくお参りした。

続いて頂上を目指す。私にとって目新しい植物もなくてつまらないが、杉やシイノキなどの木々からフィトンチッドを思いっきり吸いながら、歩きやすい道でありがたかった。レディもぐんぐん進む。他には1組のパーティ?に出会っただけで、当然、この年の瀬には誰も登る人はいないよね。

このすぐ下3枚は御殿山頂上で撮ったもの。マテバシイかよく知らないが株立ちの大木が数本、威容をなしていた。ここから高取山へと向かう道はツバキがたくさんあってこれからが見ごろのようだ。残念ながら、私たちは車のある場所へと同じ道を戻る。この頂上へと向かう直前の数メートルほどが胸突き八丁で、まるで垂直かと思うほどの急こう配。階段状の道もところどころ崩れており足場は悪い。

そして手でつかむ柵もなく、両脇には木々の枝さえない。途中からはロープが結んであったが、支点と支点との距離が長すぎてぐらぐら~。これじゃあまりあてにならないね。だが帰り(下り)ではこのロープも必須だと分かった。下りはもっと怖かったよ。< `ヘ´> 私はほとんど尻をついてこの階段を下った。階段と言っても段差が大きく、プラスチック状の偽丸太で踏み込みが作ってあるだけだが。この年になると、段差が大きいというのは距離が長いよりも堪えるものだ。

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下山後は宿泊&掃除のために鴨川のリゾートマンションに向かうが、途中寄った吉浦海岸では夕日と月を一緒に眺められた。下写真はまだ青味がかった空にぽっかり浮かんだ月。また駐車場の横には、全国にあるらしい馬蹄石と言うのが展示してあった。外国から来た馬の足跡だと伝承されていると縁起(物事の起こり。起源や由来)が書いてあったが、本当の馬の足跡じゃないよね。そんなの誰だってわかるよー。でも私には珍しい石だった。

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会社のリゾートマンションの大掃除も無事に終わり、いよいよ自宅に帰る途中。鴨川から外房沿い九十九里へと北上する。一宮では大漁旗を掲げた漁船を発見。これが有名な大漁旗かと、思わずパチリ。

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やらなければいけないと気がかりだった普段まったくしないところの掃除も済んで、主婦としてはほっと一息。これから正月だがまた食っちゃ寝の毎日。ここ数日でもう太ったと感じる自分は体重計乗りたくない。でも、ジムだってしばらくお休みよ。正月でもなるべく普段通りに暮らしたいね。