このMTブログはデータベースを使用し、検索CGIもついている。なので、ブログの中はブログの中だけで検索する。seedsman.jpの自サイト全体で全文検索させるには、フリーCGIを設置して使っている。同様にプロバイダのビッグローブでも、個人ホームページにはフリーCGIを設置していたが、長い間更新もせずに放置していたら、いつの間にかCGIが動かなくなっていた。「無効のリンクです」と表示されてしまう。
あわてて調べると、最近のビッグローブではパブリックディレクトリのどこにでもCGIが設置でき、cgi-binディレクトリは使用しなくていいことになっていた。そういえばそんなメール連絡が来ていたなーと思いだした。使わないくていいなら使ってもいいのかと思っていたがそうでもないのか。良く分からないが、このcg-binディレクトリをはずして設置したら検索CGIはうまくいった。
その検索CGI再設置の際に、プリムラインデックス(目次)を見直してみると、学名が統一されていなかったり、リンク切れだったりしていたのでもう一度再考することにした。
そしていざ、ユキワリコザクラの学名をT大系のYリストで調べると、以下のように5個も名前があり、その学名(標準)は、洋書「PRIMULA」ジョン・リチャーズ著とも、ネット検索の多数派とも違っていた。
- Primula farinosa subsp. modesta var. fauriei ユキワリコザクラ(標準)
- Primula farinosa subsp. fauriei ユキワリコザクラ(synonym)
- Primula fauriei ユキワリコザクラ(synonym)
- Primula modesta subsp. fauriei ユキワリコザクラ(synonym)
- Primula modesta var. fauriei ユキワリコザクラ(synonym)
一番上の学名(標準)は、あまり他のサイトや書籍では使われていないことが分かった。なぜなのかと、私は頭を抱えた。そして良く良くこの学名を見直せば、以下のようにMiyabeという日本人命名者によるものだとわかる。
Primula farinosa L. subsp. modesta (Bisset et S.Moore) Pax var. fauriei (Franch.) Miyabe
Yリストの他の学名(標準)も見直せば、みな、MakinoやらHara、Nakai、Yamaz.など、日本人命名者によるものだった。これらの命名者がすべてT大関係者なのか私は知らないが、以前に読んだ「牧野植物図鑑の謎」から推察すると、日本の植物学黎明期はT大が中心だったろうことも察しがつく。だから、Yリストでは日本人命名者(T大の研究者?)がつけた学名を標準とするのだろう。
しかし一般的には、日本の花卉園芸関係者や植物の研究者が、Yリストの学名を標準として採用していないことも多くあるのだ。で、私はネット検索での多数派を採用するか、それともYリストの標準を採用するか、迷うことに変わりはない。Yリストは学名や標準和名、別名を調べるのには非常に重宝するが、このような落とし穴もあった。(多数派意見と違うことも多々ある)
通常ならやはり、一般的に多く採用されている方をとるのが無難だろうが、私自身がめったに図鑑で学名を調べることはないし、ネット検索は真実性に問題が有る場合も多いのでどちらとも言えず困ってしまった。自分が、信頼する書籍(データ)を絞り、それにより採用することがいいのだろうかと思案投げ首。