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2007年11月13日 投稿者: seedsman

ローズガーデン資料室にて

ローズガーデン資料室にて
2007年11月13日 投稿者: seedsman

rosa_MmeLauretteMessimy071113.jpg‘Mme. Laurette Messimy’ ‘マダムローレッテメシミー’

rosa_Nanakobara071113.jpg‘Nanako-bara’ ‘ナナコバラ’

rosa_Soshun071113.jpgSohshun’ ‘早春’‘

rosa_Prosperity071113.jpg‘Prosperity’ ‘プロスペリティ’

rosa_Manyo071113.jpg‘Manyoh’ ‘万葉’

rosa_Iceberg071113.jpg‘Iceberg’ ‘アイスバーグ’

今日で退院から1週間経過した。
朝からものすごくいいお天気だったので、布団を干していて急に出かけたくなった。
思い立ったら吉日。そうだバラだ、バラを見に行こうということで
もう時期的には遅いだろうと思いつつ、佐倉草ぶえの丘ローズガーデンに行った。

入場料を払う際に尋ねると、やはりほとんど終わりとのこと。
「あーあ、もう1-2週間早ければなぁ」と後悔しつつも、秋の晴天下に森の空気を胸一杯に吸い込んで気持ちが良かった。時季外れとは、混雑もなくゆっくりと見て回ることができるのがいい。写真を撮っている方が2人ばかりいらした。あとはボランティア作業の草取りの方が2-3人、黙々と作業してらした。こんな小さなバラ園でも、こういった日々のメンテナンスのおかげで、私たちは素敵な花を楽しむことができる。400円でね。

去年の春に行った時よりどの株も枝数が多くなり、ツルバラは見事に支柱やフェンスに枝を伸ばしていた。来年の春はさぞやと期待が膨らむ。肝心な花は霜がかかってか、しなびたようになった物が多かったが、まだ見ごろの株がいくつかあった。この時期の主役は何といってもローズヒップだ。ヒップを残しておくのも株の力を消耗すると思うが、自然のままに残して観賞するのも私は好きだ。ノイバラの実のように小さいのがたくさんなっていたり、大きくて丸っこいハマナスの実やら、細長いラグビーボールのような形の実。色もオレンジ、黄橙、赤、朱色と様々で楽しめる。

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開園当初からバラ園の資料室というのがあったが、去年の春に行ったときは資料らしきものは全くなかった。(カタログ程度だったように記憶している) 今度はどうだろう、あまり変わり映えしないだろうかと思いつつ、花が少なかったので物足りなかったせいもあり、早々にその資料室に寄った。するとちょうど入れ違いに女性が出て行ったようだったが、私が資料室の戸口の前に立つと「お入りになりますか?」と戻ってきてくださった。

「すぐに開けますね」と言って裏に回ったその女性は、私よりずっと年上の白髪交じりのボブの方だったが、凛とした風格を感じさせる女性だったので、私は「ボランティアの方々のリーダーの方かな」と思った。中に入ると、バラをはじめ植物関係の蔵書がいっぱい。そのほかには交配バラの写真の数々もあった。ほとんどは京成バラ園芸の鈴木省三氏ゆかりのものだろうと想像したが、京成バラ園芸関連のものかガーデンショーのレトロなポスターも貼ってあった。昭和何年頃のものか、、、「とっておくものだなぁ」とつくづく古の良さを懐古した。

奥には鈴木省三氏の書斎を模したものが作られていて、大きなデスクには愛蔵書が開かれて置かれていた。その他にも展示ケースには氏が植物採集や観察の時に使った愛用品、ネクタイなども展示されていた。私は前から気になっていた原種のプテラカンタの載っている図鑑がないかと蔵書をあれこれ手に取ってめくってみた。どれも園芸交配種ばかり載っているので、さすがにブリーダーの蔵書だと思った。

戸を開けてくれた女性は、奥のカウンターに座り本を読んでいた。私の他に閲覧者は誰もいない。「あー、用事があったんだろうに申し訳なかったなぁ」と思いつつ、私は「原種が載っている本がありますか?プテラカンタについて調べたいんですが」と尋ねた。するとその女性はよく知っているらしく、すぐに本を取り出して「これですね。」と見せてくださった。「あ~、さすがにこういうところにいる方は詳しいわ。」と感謝しつつ「香りはありますか?」と尋ねると「ほとんど無いです。」とのこと。

枝の張り方や花の着き方までご存じで、私によく教えてくださった。この方はご自分で栽培したことがあるか、あるいは、普段からローズガーデンにある品種をよく観察しているのだろうと思った。女性が出してくれた本の表紙をみて、私はその本の名前を確認した。また著者名を見ると「野村和子」という名前だった。私は出がけにネットでローズガーデンを検索していて、ここで12月にローズヒップで作るリースの講座があることを知っていた。「この野村和子さんが、今度ここで開催されるリース作りの時に講演に見えますね。」と、私はその女性に話した。直前に見たホームページに載っていた名前だったので偶然覚えていたのだ。

その女性は「えっ、ここにですか?」といい、ちょっと当惑した表情をしていた。私がここのホームページで、リース作り講座があることを見てきたと伝えると、「実は私がそうです。その野村です。リース作りの日にローズヒップについて話してほしいと言われています。」と笑っておっしゃった。私はもうびっくり。そんな大家となにげに私は話していたのだ~。

野村女史のお話では、ご自分は鈴木省三氏の助手で、氏の指示により交配をなさっていたそうだ。ひょえ~~、そんな専門家とお話できるとは千載一遇 のチャンス。いろいろ質問したい事があたまにだぁ~っと浮かんだが、私も伊達に年を重ねていない。初対面の方に、次から次へと質問攻めではあまりに失礼。それもこんな著名な方に。。。。それと、写真一枚お願いできないかしら。でもやっぱりねぇ・・・

ということでぐっとこらえ、お礼を言って席を立ち、資料室を一通りぐるりと閲覧し、また最後にお礼を言って退室した。帰りの道すがら、せっかくだからやっぱりもっと質問しておけばよかったかな、写真もお願いすれば良かったなと後悔した。でもまた今度ということもある。これをご縁に、野村和子女史の著作を購入しようと思う。

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