

昨日は山梨県の西沢渓谷にはじめてのハイキングでした。ハイキングなんてしたことがなかったので、軟弱な私たちには登山にも思えました。紅葉はすでに終わり、最盛期よりは静かと思いますが、それでも人の姿は途絶えることなく続いていました。レディも連れて行ったのですが、あとから考えてもよくこんなところを歩いたと感心します。
渓谷美はなかなかのもので、エメラルドグリーンに輝く清流に目を奪われますが、すぐに足元は気になるし、中高年ハイキング客も多く、後ろがつっかえると悪いので展望台などがある場所以外ではのんびり見物もしていられませんでした。
私はヨーカ堂で買ったダンロップのウォーキングシューズのようなものを履いていきましたが、渓谷とはこんなにも足元が悪いものかと改めて思い知らされました。


不動の滝までの往路はこんな場所ばかりで、一部にはこの鎖のない場所もあってとても大変でした。何しろ、崖から湧き出ている清水などが足場の岩で凍結し、つるつるになっているのです。山側は岩なので落石を注意しながら、河側は崖になっているので落っこちないように、鎖がないところでは、這いつくばるようにして木の根を手でつかんだりしながら登りました。
往路はゆるやかな上り道が多いですが、一部には急な上り坂もところどころありました。そんなところでは自分のことだけで精いっぱい。石を下の人に落とさないように、自分も滑らないように、景色を楽しむどころではありませんでした。


上は、折り返し地点の不動の滝の少し手前にある七ツ釜五段の滝です。滝が五段にも続き、滝壺のような釜と呼ばれる場所が7ツあるんですね。きれいなエメラルドグリーンの釜から流れ落ちる清水は手ですくって飲みたいほど。この場所ではないですが、休憩したところでこの沢の水をすくってみると凍るほどの冷たさでした。そうですよね、ツララができるほどですから。それにしても、好天に恵まれましたが撮影場所は日蔭が多く、オートで撮ったらうまく映っていませんでした。下は同じ七ツ釜五段の滝を上の道からみたところです。

不動の滝を過ぎるとこのような橋が多く出てきました。渓谷入口近くにあった吊橋もレディは嫌がったのですが、そこは無理やり連れて行きました。でもこの辺に来ると、もう下が見えてもリードを引いてやればそれほど嫌がらずにちゃんと渡ることができました。薄暗いので、白内障気味のレディには下の景色が見えなかったのかも。
なぜこのように網目の橋なのかというと、下からくる風にあおられてしまうと橋が損壊するので、板などで全部塞がないそうです。私は高所恐怖症なので、つり橋も普通の橋も下を見ないようにして渡りました。こういった橋はいわゆるショートカットで、本来の道は崖沿いにあったようでした。古い崖沿いの道はもう壊れて足場の板も朽ち落ち、その跡だけがいたるところ残っていました。

復路は渓谷沿いから少し離れ、シャクナゲの群生地もあってシーズンにはまた人出がすごいでしょう。峠を過ぎたあたりから平坦になり、トロッコ軌道跡の道となります。昭和8年から43年まで、木材搬出のため行き来していたそうです。「**ころがし」という場所が数か所あって、事故があった場所だそうです。確かに道は勾配がほとんどないのですが、崖をのぞくと急峻な谷底に一直線です。木がうっそうとしていれば谷底まで落ちることもないと思いますが、意外に木は少なくて岩肌が見えているところも多いのです。


午前10時40分ごろに市営駐車場を出発し、途中3か所で各10分くらいずつ休憩をとり、午後2時40分頃に帰ってきました。4時間のハイキング、休憩を除けば私たちは3時間30分くらいかかったのでしょうか。
復路は歩きやすい土の道でしたが、上にも書いたとおり崖側は90度近く谷底に向かっており、のんびりおしゃべりしながら2列歩行はできません。私たちは注意深く落ち葉を踏んで、トロッコ軌道跡の道を歩きました。午後になると歩いていても寒くて、厚着してきてよかったと思いました。この復路の山道は12月1日から4月28日まで通行止めとなるそうで、霜柱を踏みつけながら歩いた私たちはそれも納得でした。新緑の時期もさぞやいいのではないかと思います。また機会があれば行ってみたいです。
体のほうはというと、復路の後半ではつま先が痛くなっていました。(厚手の靴下2枚を重ね履きしていましたが) 帰りの車の中では、ふくらはぎと尻の両脇(太ももの付け根)、両膝の周りの筋などが痛くて動かしづらかったです。娘は、鎖につかまって登ったせいで腕が痛いと言っていましたが、私は腕は痛くなかったです。それにしても、その日のうちから筋肉痛とは筋トレの効果があったのかも。ほほ。。