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2017年1月8日 投稿者: seedsman

先生に励まされる

先生に励まされる
2017年1月8日 投稿者: seedsman

歳をとると憂鬱なことが多い。
老いの不安と、自分の人生を振り返って「タラレバ」の後悔からか。
今さら考えても何をどうすることもできないからもう考えないことにする。。。
といつも思うんだけど、相変わらず他人を見てこころがざわつく事ばかり。

去年の日経新聞に池田清彦さんのコラム記事があった。
気になったので切り抜いてとっておいた。
紙面の半分位(A4以上)をさき、ご本人の写真付きで意見が展開されていた。
私はそれにいちいち合点がいき、テレビで時折見る先生だからすごく嬉しかったな~。
私を肯定してくれているようで、その記事にとても励まされた。
・・・別に自分のような考え方でもいいんだ、と、あらためて思った。
おぉ、なんという自己愛か。てへっ。
でも自分を愛せないと他人も愛せないよ。

私は普段から人と関わりを持たないようにしていた。
自分を甘やかし、ストレス受けないように逃避してるヘタレだって思っていたけど、
そんなゆるゆるの考え方でも良かったんだなー。

エライ先生が明解な文章にしてくれた。
頭のいい人はこうでなくちゃと思う。
難しい言葉じゃなく、だれにでもわかる言葉にしてくれるのが先生だよ。

その記事を思い出して池田先生の本数冊を図書館に予約し、受け取ってさっそく1冊読んでみた。
「世間のカラクリ」の中で触れられていた多様性、マイノリティを認める事は
自分もマイノリティなのでいつも考えていたことだったから
先生みたいな人(学者)が書いてくれて嬉しい。
そういえば学者ってたいていマイノリティだもんね。

出だしから共感したのは恣意性の権利の話だった。

「人々が自分の欲望を開放する自由(これを恣意性の権利と呼ぼう)は、他人の恣意性の権利を不可避に侵害しない限り、保護されねばならない。ただし、恣意性の権利は能動的なものに限られる」

  

以下に「世間のカラクリ」の中でも、自分が面白かった節のタイトルを並べる。
読み飛ばしたところもあるが、一気に読んでしまった。

  • アモクと無縁な女犯罪者たち
  • 民主主義は恣意性の権利を阻害する
  • 高血圧の人の方が正常
  • 個性が認められない健康診断
  • (世間のカラクリ 池田清彦著 新潮社刊 節題の一部から)

  
この年になると健康寿命と言う言葉がちらちらする
健康診断、とくに特定健診について、
健保組合では受信しなければいけないことになっているとうるさく通知が来る。
これは法で定められている事だとか。はいありがとうございます。
医療費がかかりすぎないように今後も生活習慣には気を付けます。

さて、先生の本によれば「60代の人の6割が高血圧なら、それが正常値ではないか」と。
多数の方が正常で、それ以外の方が異常ではないか、というお考えだ。
ごもっとも!

私はこの頃、病院で測る血圧がちょっと高いので気になっていたけど、このご意見にほっとした。
昔は収縮期血圧160mm/Hgが最高血圧の基準値だったが、改訂されてから高血圧の人が増えたって。
つい20年ほど前までは160だったとは驚き。
調子が悪くなければ、あまり気にすることはないとも。
そだそだ、血圧測るから気になるんだ。
病院行くと高いんじゃないかと電子血圧計で測る前からドキドキするもんねー。

それからイルカ漁の話。
言われるまでもなく、人間も本来野生動物であり大昔は野生動植物の採集や狩りで生きていた。

自然生態系にいちばん影響を与えない生き方は
野生動植物を持続可能な範囲で利用すること。

栽培はそれに反するって。
だが、野生生物を持続可能な範囲で利用し続けるには人口が増えすぎたそう。

野生のイルカ漁はダメで、養殖の牛はいいのか。
養殖の牛って生きても数年だろう。本来の寿命は何年くらいなのか。

向田邦子のエッセイにあった。
・・・牛の目は最初から諦めていると。
でも私も肉を食べるよ。
考え過ぎずに、ゆるゆるに生きると楽になる、と先のコラム記事に先生が書いていたことが頭に浮かぶ。

人と関わらないようにしていると、いろんな意見の人と出会えないことになる。
自分の活動範囲や視野を狭くしてしまうんだね。
もっといろんな人と出会いたかったといま思う。

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