台風の余波で蒸し暑い1日だった。雷雨はなくて済んだので良かったもののカッパなどの雨具は荷物になった。
梶山先生の挨拶や三脚の使い方の説明などがあった後、レンタル撮影用に貸し出してくれているサギソウの5号平鉢を自分が好きな所で撮影。例年ならもっときれいに咲いていて鉢数も多いそうだが、天候不順で提供数が少ないとの事。
お借りした鉢にたくさん花が咲いているからといっていいわけでもない。花の向きや高さがバラバラ、枯れかかったのもあったりで四苦八苦。枯れた花はスタッフの方が前もって取り去ってくれたが。2-3輪がちょうどよいのかも。花と花の間隔も重要だ。
鷺が飛んでいるように浮き立たせるため、暗い樹木の前で撮るのもいいと先生が教えてくださる。なかなか背景との適切な距離がつかめなかった。
また、C-PLフィルターというものお借りして数枚撮ることができた。曇り空だがファインダーに写った水面は明らかに違う。水の中まで見えるのだった。これで水面が暗くなりサギソウが引き立つそう。
とても良い経験ができた。またお買い上げだわ。
だが私はやっぱり自然の中に混然一体となって植物がある風景が好きなんだ、と実感した。鉢植えを移動して撮影しても背景となじまずにとってつけた感が否めない。自分の背景の取り方が何度やっても納得できないのだった。
そんな中でも、最後に公園の奥のケイトウの花壇では、先生のご指導によりこんな撮り方ができた。最後に集合したときに先生がモニターを見せてくださり、自分が気が付かなかった構図に私は思わず「どこから撮ったのですか?」とお聞きした。
花を撮る人は花だけ撮って終わりだから、、、とは先生の言。いたい。おっしゃる通り。私は花だけ撮っていた。同じ場所にいて撮っていたのにまるで気づかないなんて。。。
作品に「ストーリー性を持たせる」ということを教わった重要な1枚だった。という事で今回の一番は「ケイトウ花壇を手前に、奥の木の下に人物」という下の写真。今までの自分ではない一枚となった。先生は3枚も添削してくださるそうでありがたい。明日提出よ。