サクラソウはなぜ増し土をするか

今日も朝からプリムラジュリアンを植え替えた。この園芸種は毎年植え替えてやらないと調子があまりよくないようだ。どう良くないかといえば、花つきが悪くなるのだ。二年続けて植え替えていないので、根はがんじがらめとなって、掘り起こすにはけっこうな力が必要だった。掘り起こした株をいくつかに分けているときに思ったことを書いていく。

プリムラの新芽は根茎の上部で、夏から秋にかけて葉の付け根のすぐ下あたりにできる。そして今年の芽(葉)はその新芽を育てるのに役立つが、真夏に新芽を出すのは危険だから、増し土をして新芽には半休眠してもらうのがベストなんじゃないか。少し涼しくなってくれば根は活発に生長を始めるが、ほとんどが新芽の根で、親株の方の根は腐ってきたりするものもある。親株の直下にある根茎は太くなっており、そこから白い根が四方に出ているが、根茎の太い部分から黒く腐ってくる場合も多い。
陽のあたる部分が芽になるんだと思う。そして陽があたらないもっと下の部分は根になるような気がする。思う、なのね。なにせ、しろうとの園芸愛好家なもんで、自分で観察できた範囲でしか、結論が導き出せないの。