てん刻

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ありゃー、久しぶりにてん刻をアップしようと思ったら、「てん」という漢字が出ないよ。どんな字かも、「へん」や「つくり」がどんなだったかも忘れてるから、IMEパッドで探すことも出来ない。なんだかすごく情けないね。(-_-;) 大辞林で調べたら「たけかんむり」だった。やっぱ、最終的には辞典だね。その漢字は篆刻でした。

釈文(しゃくもん)   石門柳緑       裕子刻

引用したもとの漢文は「新註 墨場必携」から、
【石門柳緑清明市。洞口桃紅上巳山。】
石門柳緑(せきもんやなぎみどり)なり清明(せいめい)の市(いち)、
洞口桃(どうこうもも)は紅(こう)なり上巳(じょうし)の山(やま)。と読む。
石門に生ぜし柳の色は清明の市に際して緑に、
洞の入り口の桃の花は三月三日の山に咲いて赤い。(新註 墨場必携より)

ということで、春3月にふさわしいこの作品を載せました。もう5年ほど前の私の作品です。師である宋中先生にご指導いただいてないのが残念。

篆刻は本来半紙に押印しますが、上の画像はGIF形式で、その半紙の部分を透明化しました。ちょっとウソっぽいですね~。こちら↓が半紙のままのJPG画像です。

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