アンコールワット9 トンレサップ湖の一寸法師

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↑この3枚はガイド本に出ているオールドマーケットというところか。ソワンさんはこのマーケットにも連れて行ってくれたがその名前ははっきり分からない。通りに面した店は主にお土産を売る店で、中の薄暗い通路のところには日常生活のための野菜や食品が売られていた。野菜のところには前日食べた空芯菜=くうしんさいらしきものもあった。それは日本のスーパーでみると筒菜=つつなという名前で出ているのにそっくりだが、筒菜には葉がついていたが、ここの空芯菜の葉は全て取られていた。暑さのせいで葉があるとすぐにしなびてしまい、余計に傷むからではないのかと思うが。

3番目の写真にあるお肉屋さん?では、ソーセージなどの加工肉がとても臭っていた。冷蔵庫が無いので加工肉のみなんだろう。となりにはお土産屋さんがあったが、この臭いのせいでゆっくり見ることもできない。別の土産物屋へと移動する。このマーケットには主に現地の人が買い物に来る。

観光客も少しいたが、中国人らしかった。しかし、店の人は日本語ができる人も少しいる。(主に若い女性) 「これ、シルク。5ドル」と言われた。目抜き通りにあるお土産の専門店よりは、陳列してある品は限られているがずっと安い。ここでTシャツやシルクのバッグを買った。ただし、展示品は汚れていることもあるので要注意だ。ケースの中やビニールに入れてある物でも良く見て買ったほうがいい。随分とディスカウントに応じてくれた。片言の英語も通じるので面白い。

踊り子の拓本も買いたかったので2枚6ドルで買った。1枚5ドルと言われたけど、2枚で6ドルと言ったらあっさりOK。もっと買い叩けばよかった~。  やっぱりディスカウントは、相手の言い値の半額から交渉開始しなきゃダメだね。

次はいよいよトンレサップ湖のボート遊覧。って言ったって、何もないが。まずは船着場周辺に住む人々の家とその様子。商店にはタバコだって売っている。(下写真) が、主に観光客の買うものじゃないのかな~? こちらへ来てから、タバコを吸っている現地の人を見たことが無い。嗜好品なのでゆとりが無いせいだとも言えるが、とにかく健康の為にはいいことだよ。
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船着場のある湾?周辺では高床式の住居だ。下の写真は床屋さんだが、この床の下は長い柱が水辺まで伸びている。雨期には水位が増すので当然だろう。今年は私たちがいる間、ずっと雨が降らなかったので例年より雨量が少ないのではないか? 私が心配したって始まらないが、雨量が少ないのが現地の人たちにとって良いのか悪いのか。。。 

この床屋さんあたりは地面と同じ高さに床があり、それほど低い場所ではないが、もっと低地で水辺にある家は、雨期に水位が上がると(いや、その前か)引越しするそうである。もう引越しした家もあるとか。柱は木材で、屋根や壁はヤシの葉っぱみたいだから軽くていいね。台風のような強風は無いんだろうか? それに引越しするにしても、どこに住んでもいいのだろうか? ここからここの土地は誰のものって決まってないのかね。シェムリアップ周辺は少し車で走ると田んぼがあったが、その田んぼは個人のものだそうである。お金のために田んぼを売る人もいるそうである。ということは土地の登記もあるってことでしょ? 一方で、水辺の住人達はどこに住んでもいいのだろうか? 
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↓船がいっぱいの船着場 遊覧に出ている船はそれほど多くなかったが、7-8隻は出会ったろう。30人以上は乗れる大き目の船から5-6人乗りの船までとりどりあった。料金は一人10USドルから。船の大きさによっても違うらしい。私たちはオプショナルでこの船に乗っているのでチャーターということになるね。このオプショナルの料金は一人40USドルだよ。高いね~。  向こうに見える山にも遺跡があるが、傷んでいて修復中のため見学できないとか。そこはトンレサップ湖を望む素晴らしい眺望だろうに。
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入り江のようになった船着場から、広い湖の沖へと船が行き交うがそれほど深くはないようだ。植物も生えているし、子ども達も水浴びして遊んでいる。このトンレサップ湖の先はメコン川へともつながっているそうだ。よく写真で見かけるが、あの泥で濁った川だ。ここの湖も、周辺の川もみんな同じに濁っている。濁っていると言うより、水の下の地面がこういう色で、船が通るたび細かい土が舞い上がるのだろう。

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↑私たちの遊覧船は8人乗りぐらいだった。船長は器用に櫓をあやつり、船着場から少し船を出してからエンジンをかけた。

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↑ボートから見た船着場周辺の家々 高床式で下には豚や鶏が飼われている。

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↑水上生活者のボートと家 家のような骨組みのあるものは、下にドラム缶がついていたりして浮いているのが見えた。ドラム缶など浮き袋になるものがないように見えたのもあるが、いかだの上に家を作ってあるのだろうか。

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↑水上生活者のための学校と体育館 日曜日なので学校は休み

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↑教会もある

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↑水上生活者のためのレストラン? たまに観光客も立ち寄るのかもしれない。他にも、ピンクや黄色の色使いで怪しげな?装飾を施した男性向けの飲み屋のようなところもあった。

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↑これが水上生活者(奥の船) 孤立している。主にベトナム人が多いと言っていた。船の物売りが来ている。これらの物売りは日常生活用品を売っていた。良く見ればテレビのアンテナらしいものが見える。水上生活者も結構文化的生活をしているらしい。

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↑船着場から10分くらい走ると、なぜかここで船は停まった。エンジンを停止したのだ。ここからはトンレサップ湖が広い大海のように見える。周りには他にもエンジン停止した船が見える。すると茶碗舟に箸の櫂を持った一寸法師のように見える子ども達がするする近寄り笑顔を見せてきた。良く見ると金属のタライ舟に木の櫂だった。あぁ~、また一ドルね。なんでここでエンジン切るのか分かったわ。私は近寄ってきた二人の子どもに1ドルづつあげた。夫もあげようとしたので「私があげたからもういいわよ」と言った。夫は財布をしまったので、手を差し出していた女の子はとても悔しそうな顔をして怒っていた。今私があげたのに?

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↑トンレサップ湖の一寸法師 この男の子はまだ大きいほうで10歳ぐらいだろうか。ところが途中ではもっと小さい一寸法師にも数人出会った。その子はどうみて5-6歳だった。しかし、考えようによっては、この小さいタライ舟では小さい子の方がバランスが取り易いかも。それに、小さい子のほうが恵んでもらえる可能性も高いし。