カッコソウの冬姿

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Primula kisoana プリムラ・キソアナ (カッコソウ) 東京山草会
播種:06.04.05 発芽:06.04.23(2) 06.04.28現在:(7) 06.05.05現在:(20)
ポット上げ:06.06.11(8) 植替え:06.11.08(7)

11月に植え替えたとき全ての葉は立派に茂っていたが、今はみんな枯れている。
この枯れた葉は、カビが生えてきてしまったので取り去った。
サクラソウやカッコソウ、シコクカッコソウなど暖地のプリムラは
夜間は発泡スチロール箱に入れ蓋をしているが、12月~1月ごろには葉が枯れるようだ。
日本産プリムラでもユキワリコザクラ、レブンコザクラなど寒地のプリムラはどうかというと
現在冬至芽だけがぷっくりとして残り、葉はほとんど枯れてきている。

外国産のウルガリスやカウスリップ、他の原種やバーンヘイブンの園芸種などは
一部の葉は枯れていても、まだほとんどの株で葉が茂っているものが多い。

こうやって比較してみると、寒さに強くないものは早々に休眠するのかと思ったが
日本産のコザクラ類が寒さに弱いわけではないから、
冬期は葉を落として休眠する習性があり、一方でウルガリスとその近縁種、交配種は
この程度の寒さでは休眠しないで越冬するということか。

千葉の我が家では、ヨーロッパ産ウルガリスやその近縁種、交配種は
開花する頃に新旧の葉を交代することもあるほど。
ガラスフレームで越冬していることともあるが、寒さにはある程度強いようだ。
ガラスフレームのお陰で、緑の葉を茂らせたまま越冬するのかな?
いや、確かユキワリコザクラはガラスフレームに入れておいても葉を落としていた。
そしてウルガリスや交配種などは、日本の夏の蒸し暑さにとても弱い。
ヨーロッパの方は夏は比較的涼しいらしいからね。