キクバクワガタ

Veronica schmidtiana subsp. schmidtianum
Pseudolysimachion schmidtianum subsp. schmidtianum
どちらの学名がベストなのか、私にはさっぱりわからないわ。。。

でも下の株は、キクバクワガタと言ってもらったタネから初花で白花が咲き、その三代目だが、去年の二代目に続き今年も白花のようだ。これなら、上の学名に、f. albiflora とつけても良さそうだけど。。。。しかし、野生種とは限らない。もらいもののタネなので、出所が明らかでないの。

最初の実生株(2003年6月蒔き)は、葉の表に照りがあって明るい緑色だった。本来のキクバクワガタはとても毛が多いようで、ネットの画像では灰色っぽく見えるというのに。それに、他のキクバクワガタより寒さに弱くて、『うちのは、なんか違うなー』と心の中で叫んでいた。

だから開花するまでは、キクバクワガタと信じられなかったものだ。
去年の二代目も全く同じで、葉の表には照りがあって裏にはウブ毛があったが、絶対にネット画像のキクバクワガタとは似ていて非なるものだと思っていた。

ところがぁ・・・・なんと今年の三代目の株は、照りがなくなって灰色っぽくみえるぞっ! いったいどういうことよ??

栽培しているうちにその環境に順応するようだが、この地に来て三年で順応したのかな。私が思っていたよりも千葉は寒いってことか? うんや、今年は初冬までガラスケースに入れていたが、やっぱり1月ごろからは南面の軒下で霜よけできる日当たりの良い場所に置いていたよ。場所がなかったので。(^^ゞ 水もほとんど与えていない。1ヶ月に2~3回だったと思う。ーっていうことは、このキクバクワガタにとって例年以上に過酷な冬だったということか。しろうとには、植物の気持ちはわかりましぇん。

その後、古い画像を拡大してよく見ると、表には全く毛がなくてつるつるしていると思っていたら、少しは毛が生えていた。(裏は毛が多い) 毛が多くなるというのは寒さから身を守るためだけではなく、水分を蒸発させたくない(渇水状態)から多くなるのかもしれない。そういえば、サボテン類も毛というか棘があるでしょ。。。。無理やりこじつけ。

下の画像は2-3日前のキクバクワガタ(自家実生株)で、昨年未開花の株。
播種:04.09.30 発芽:04.10.11 植え替え:05.03.28  開花:05.05.17
未開花株ポット増し:05.08.29 

Veronica_schmidtiana.jpg