ニュージーランドのキュウリグサ?

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Myosotis petiolata var. pottsiana
ミヨソティス ペティオラータ ポッツィアナ こぼれ種子から

数日前発生したオーストラリア南東部の山火事では、死者が相当な数に上っているらしい。それ以前に読んだ新聞のニュースでも、シドニーで最高気温が47度とか書いてあって家族で驚いていた。私たちがケアンズに行ったのは夏休みで、現地では春だった。現地の人たちは半そで短パンで「寒い寒い」と言っていたものの、真夏の日本を抜け出し春の服装(薄めの長そで長ズボン)の私たちにはとても過ごしやすかったのを思い出す。そして、コアラやワニを見て楽しい思い出のあるオーストラリアで山火事とは、、、、と、心を痛めていた。

しかし、市中を一歩抜ければ確かにジャングルばかり。それにオーストラリアには発火しやすい植物も多く、自然の山火事も昔からあるだろう。今回は放火の疑いもあるとか。何にしろ、早く復旧して平穏な日が来ることを祈る。

オーストラリアもニュージーランドも独自の植物があるらしい。写真は茶色っぽい葉っぱで表面にいぼ状突起物のあるミヨソティス。寒さにも比較的強いようで、晩秋にこぼれ種子から発芽した芽は非常に元気に生育している。ニュージーランドの固有種かどうかは良く知らない。

学名はミヨソティスではあるが、園芸種としてよく見かけるワスレナグサというより、キュウリグサ Trigonotis peduncularis に近いかな。以前の開花画像はこちら

キュウリグサの名の語源は、葉をもむとキュウリの匂いがするからだとか。で、さっそくやってみたところ、そんな匂いは全くしなかった。今はまだ匂い立つ時期ではないのかもしれない。春になったらキュウリグサを見つけて、このニュージーランドのミヨソティスとともにまたやってみよう。