ノヒメユリ二代目

Lilium callosum
リリウム カロースム (ノヒメユリ) ’07年産自家採取
播種:2008.01.08 発芽しかかる:2008.03.30(多数)
発芽:2008.04.09~ 植替え:2010.01.26

この写真の球根で縦1センチ強の大きさ。それが数個あって土を洗うと根も生きて付いていた。日本では四国、九州、沖縄に分布するそうだ。

親株もタネから育てたが、開花球の鱗茎は2センチ弱くらいだったろうか。「こんな小ささで咲くとは・・・」とびっくりしたものだが、もともと小型のユリだそう。花は確かに3センチくらいだった。親の球根は腐ってしまい、これは実生二代目ということになる。ユリは毎年植えかえてやらないとダメだそうで、怠けものには向かない花よ。

山地の草原に生える高さ60-100cmになる多年草。コオニユリに似ているが匐枝がなく、葉が線形。花は日本産ユリ属の中で最も小さく、花被片は長さ3-4cm。斑点がはっきりせず花柱は子房より長くならないものもある。花被片は赤橙色。(筑波実験植物園様より)

どうせだからと他のユリ達も植え替えた。ヒメエゾスカシユリは残念ながら消滅していた。(=_=) S様ごめんなさい。また、山形産クルマユリ野生種の実生も植え替えたところ、生きていた。鱗片は当初直径2.5センチ位の塊で、まとまってくっついていたように見えたが、土から出しているうちにばらばらになってしまった。

一片が7-8ミリほどの大きさで花のように集合したのが2球あったのに、20片以上の小片に崩れてしまった。これは本来、全部をつなげているはずの中心部分が腐っていたからだ。殺菌剤をかけてからその小片たちを植え替える。・・・・そういえば、以前植え替えた時も同様で、腐ってばらばらになってしまったんだわ。開花にはまた程遠くなってしまったが、この鱗片が少しでも大きくなることを祈る。