ヒューケラ(ツボサンゴ属)

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Heuchera micrantha ヒューケラ・ミクランタ (12月1日の画像)

夕方少しだけだが去年から持ち越しのプリムラを植え付け、ヒューケラ・ミクランタを株分けした。このヒューケラについては、栽培してみていろいろと分かったことがある。まず、日陰などに自生する陰地植物かと思っていたが、畑のように水はけよく日当たりの良い場所で非常に良く生育したこと。紫葉の品種だが、葉焼けもせずに秋まで観賞できたということだ。

その前にもサカタのタネで買ったヒューケラ・サンギネウム‘ビビッドレッド’ Heuchera sanguineum ’Vivid Red’ の自家実生株を、庭の半日陰から日陰の場所に植えていたが、まずまずの出来と思っていた。この品種は緑葉に白い縞斑が入る真赤の花。今年で4年目位だが、それほど見事というには及ばなかった。だからまずまず。

ところが、植え場所がなくて裏庭の乾いた日当たりに植えつけておいたミクランタ Heuchera micrantha は、驚くほど生育が良かった。今年で3年目だがごっそりと花をつけ、タネもたくさん採取できた。株もたくさん分株している。これはもう株分けをしないと限界だろう。ということで少し前に2株ほど株分けして植え替えていた。

その株はまるで蛸の足を逆さにしたように数本に根茎?が分かれていた。それを手や鋏で1本ずつに割り、ろくに根が付いていない状態で深めに植えつけた。根付かなくともしかたないという思いだった。それが2週間ほど経ったろうか、どれもぴんぴんしてるじゃない。ほうぅ~、相当丈夫な品種なのか、それともツボサンゴって全部こういうものなのかしらね。

残りの株もやはり分株して大株にはなっているが、葉が落ち、ぐちゃぐちゃに見えるから思い切って株分けしちゃった。うぅ、少し残しておけばよかったかな。全滅したらどうしよ。来年、綺麗な葉が出揃うだろうか。今になって心配になってきた。ちょっと後悔。

‘ビビッドレッド’のほうも同じように分種している。こっちもやっちゃおうか。数株あっても花つき悪いんじゃちょっとね。。。 やはり、花を見たいなら日当たりが良いところに植えたほうがいい。問題は葉焼けしないか、株が夏の直射日光と暑さで弱りはしないかということ。まずは1株やってみよう。