フトモモ科ではなくクワ科

上写真は江月水仙ロードに行った時、道路沿いの石垣にたくさんあった植物だが、今日は図書館の図鑑で同じ植物を偶然みつけた! 始めてみる植物でうちのフェイジョアに似ていたからてっきりフトモモ科だと思っていたが、これはオオイタビ Ficus pumila らしい。ところが、良く考えたらフィカス・プミラはうちにもあるわよ。数十年前に鉢植えで買った斑入り株を、化粧ブロックでできた門柱に這わせてある。今では斑はほとんど出ていない(下写真)が。

図鑑をよく読むと、幼葉型と成葉型の見かけは全く異なり、まるで別種のようであると書かれていて、その成葉型の写真は私が水仙ロードで見たもの上写真と全く同じ。これらが全く同種とはどう見ても信じられないのだが。。。 図鑑ではクワ科イチジク属で花のうをつけ、雌雄異株。果のうは緑色だが、熟すと紫色になる。花期は5~7月となっていた。

花は実のように見える袋状になった花序の中に包まれている。この袋状花序は花時には花のう、果時には果のうという。花のうは皆同じ形をしているが、雄花のうと雌花のうがある。雄花のうは中に雄花と虫えい花があり、雌花のうは雌花のみがある。花は何れもごく小さく、花のうの内面にびっしりついている。オオイタビは雄花のうと雌花のうが別々の株につく雌雄異株である。オオイタビの受粉の仕組みは複雑でむつかしい。花粉の媒介をするのはイチジクコバチ科のコバチの一種で、このコバチの幼虫が雄花のうの雌花に寄生したのが虫えい花で、成熱した虫えい花の胚珠を食べてコバチの幼虫は親になり、花のうを出る時に雄ずいの花粉をつけて雌花のうに移動して花粉をつける。(日向の植物雑記(4)さまより引用)

・・・ということは、うちの鉢植えだった斑入りフィカス・プミラは雄株か雌株かわからないが、今は株が分かれていても元は1株なんだから、どっちにしろ実はつけないっていうことよね? ちょっと残念賞。どうせだったら何十年かして実をつけるようになったら面白いのにね。(^-^)