ベス・チャトーのガーデンを見て落ち込む

mg040425.jpg

昨夜、録画しておいたNHKのベス・チャトーのガーデンを見た。
ベスのコンセプトは「自然の植生にしたがって植物を植える。水を浪費しない。」
などだと思うが、何にしろ、お金持ちのガーデンだ。
私のちっぽけな庭とはわけが違う。
イギリスやヨーロッパにおいては古くから
ガーデニングは貴族やお金持ちの趣味の一つ、ということを思い知らされる。
また、こうやって紹介されるガーデンは、庭ではなく庭園と呼ぶのがふさわしいだろう。
ガーデンという言葉でひとくくりにされるとなんだかね~。(^^ゞ

ガーデニングとは庭造り、と単純に考えるのではなく、建物から生垣、植えてある植物など、すべて含んだ庭全体の風景が織りなす空間を演出する事、と考えると、うちのはやっぱりただの花壇なんだな~。。。(-_-メ)

でも、今では一般庶民も自宅の庭造りに精を出している。
最近は空前のガーデニングブームだそうだ。
日本の庭は狭いが、その分、自分で管理するのが容易なはず。
狭い場所に、日向、日蔭、湿った場所、乾いた場所といろんな環境があり
適材適所に植物を選べば、いろんな顔を持つ庭ができる。
そして、植生に合わせて植えることが一番の手抜き(ローメンテ)の方法だとも思う。
また、私も数年前から、雨が降らない夏に庭に水を撒かないことにしている。
だからベスの言葉に納得し、自分の今後の園芸作業にも弾みがついた。

庭造りと言っても一年草だけ、多年草中心、一年草多年草の混植があって
四季があり、南北に長い日本では、人によって多種多様な庭があるだろう。
自分は何が好きかということが重要だと思う。

一年中花に囲まれていたい人。
赤や赤紫など濃色や原色系(ビビッドカラー)が好きな人。
花は少なくても緑が一年中あるのが好きな人。

私は冬は冬枯れのままに、夏はぼうぼうに、秋は少し紅葉したり
春は早春から咲きだす小型の多年草や球根などをメインに
・・・という感じの多年草花壇が好きだ。
多年草は一度植えると、特に必要ない限り掘り上げることがないので
色や大きさなどを最初によく考えて植えつけないといけない。

私はまず、自分の好きな植物をその植生にあった適所に植える。
大きさも考慮しながら、好きな順に、特等席があてがわれるわけだ。
だから一番好きなものが一番いい場所にある。
だけど、この場所が合わないと分かった時、移植することもある。

そして、植物を育てるので一番肝心なのは土だから
冬には堆肥を追加して、庭土を改良していく。
一度堆肥を入れれば後はもう何もしなくていいかというとそんなことはない。
寒肥、追肥、花後のお礼肥など、年に何回か肥料を入れる。
私の経験ではこれが一番大変で、けっこうお金もかかるわ。
中産階級じゃない庶民のガーデニングはこんなもん。

・・・ということで、新年早々すてきなガーデンが見られて良かった半面
自分とのギャップに落ち込んだ。(>_<)