ムラサキケマン

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Corydalis incisa
コリダリス インキサ (ムラサキケマン)

増やすつもりはないので昨年開花後にずいぶんと処分したものだが、まだこんなに残っていた。これも掘り返すと1㎝弱の丸っこい塊茎がコロコロと出てくる。一見して土と見分けにくいので、ついつい残ってしまうということもあるが、何といってもこの繁殖力のすごさはタネが原因だろう。

タネのサヤは長さ1‐2cmほどで黒い1ミリほどのタネがぎっしり詰まっており、それが時期になればサヤを触っただけで、ぱちっとはじけて中のタネを四方に飛ばす。時期になると、とは、まだサヤが青くても中のタネが完熟して黒くなったころだ。コリダリスはどれもそうだが、サヤの表面がタネの形にぼこぼこと膨らんでいたら要注意。まるで機械仕掛けのように飛ばす。これが翌年、全部発芽したら・・・考えただけでぞっとする。今年は開花後に、塊茎をきれいにとりきることを目標とする。