充電型電池 メモリー効果

久しぶりに古いほうのデジカメを旅行に持って行こうと思って充電したところ、すぐに使えなくなって困ってしまった。1-2時間でもうバッテリー切れとなってしまったのね。これじゃ新しいニッケル水素の電池を買わなくちゃ、と思って検索すると以下のようなことが分かった。

ニッケル-カドミウム型電池、あるいはニカド型と呼ばれるこの電池は、大電流を取るのに適していて、充電型の工具などにはよく使われていた。しかし、ニッケルの特性として、充電に関して気難しいところがあった。メモリー効果と呼ばれて、十分に放電させないで充電すると、新たに充電した電気だけしか放電できないという特性がある。
C先生:ニッケル水素電池にも同様の気難しさがあった。メモリー効果については、最近のニッケル水素電池では考えなくても良いという状態になったようなのだが、未だに、新品は多少鍛えないと十分な容量を持たないという昔からあるもう一つの気難しい特性は残っているようだ。
A君:何回か使って、そして充電すると本当の実力を発揮するようになるということですよね。
B君:そんな人間的なことが工業製品でおきるのはおかしいと思われるだろうが、実際に起きる。

そういえば買ったばかりの最初のうちは、すぐにバッテリー切れになってしまったことを思い出した。今回は数ヶ月使っていなかった古いデジカメを使おうとすると、カメラの液晶でバッテリーの容量がほとんど無いと表示されていたので充電した。けれどこの久しぶりの充電には、いくらも時間がかからなかった。しかし、実際に使ってみるとすぐにバッテリー切れとなってしまった。これがメモリー効果というものだろう。その次に充電した後は、フラッシュなどをたくさんたきどんどん放電させた。そして、この回の充電もいくらも持たなかった。3回目に充電すると、充電が完了するまでに随分と時間がかかった。そのお陰で、その後の撮影にはいつもどおり2-3日は充電せずに使うことができた。
しかし、最近のニッケル水素電池にはリフレッシュ効果あり、と書かれている。でも充電器のほうがそれに対応してなきゃだめじゃないのかな? また新しいのを買って試してみよう。