土佐一国参り 24番札所 最御崎寺

6月2日（木曜日）　第二十四番札所　最御崎寺（ほつみさきじ）

【墨書】
右上：　奉納
中央：　梵字　虚空蔵尊
左下：　東寺

【ご朱印】
右上：　四國第廿四番
中央：　変形印　中央に梵字
左下：　最御崎寺

室戸岬では東西に対峙している第二十六番札所の金剛頂寺を西寺（にしでら）と呼ぶのに対し、東寺（ひがしでら）と呼ばれる。寺号は「火つ岬」（火の岬）の意。Wikiペディアより引用

下：甲浦（かんのうら）駅にて。
甲浦駅の下に高知東部交通のバスが来る。
バス停のある下の駐車場から、電車も一緒にパチリ。

下：高知東部交通のバスで室戸岬へ。

下：本来なら23番薬王寺さんから24番最御崎寺さんまで歩くが75キロの道のりだ。私の足で3日かかる。道路事情は、ガードレールがほとんど無く、段差さえないところあるんじゃないかな？歩き遍路にとって一番怖いのは車。ろくに前を見ずにケータイやりながらなんてしょっちゅう見かけるし、カーブをスピード出して膨らんで来るおばかも。そういう輩が事故を起こして死ぬのは勝手だが、あんたたちの道連れはお断り。一瞬で死ぬならまだしも、痛い思いして植物状態で何年もなんて、もっと嫌だし。
　
この荒々しいがきれいな海岸線も、車ならあっというまに室戸岬へ着いてしまう。高知の海岸って砂浜じゃなかったわ。砂利浜（じゃりはま）？白波はそれほど立っていないが急に深くなるのか、波はたぶん下に巻いて海水浴はもちろんサーフィンなども危ないらしい。だからだれも遊んでない。それに台風の時はもっとすごいだろう。歩き遍路は天気予報とにらめっこしながらよ。

下：室戸岬バス停より2つ手前（大師像前バス停）の青年大師像をバスの中から。時間的にゆとり無しと判断し御厨人窟（みくろど）（室戸岬バス停1つ前の岬ホテル前バス停）も、残念ながら通過。遍路してると観光の時間ない。

下：室戸岬バス停で下車すると中岡慎太郎像がお出迎え。桂浜の坂本龍馬像と向き合っているとか言うが、ちょっと違う気が。龍馬は東を向いているが、慎太郎は南向き。だから向き合ってはいない。龍馬が慎太郎のほうを向いているというのが正しい。

下：室戸岬バス停で降りたが、遍路道の看板見つけられず、最御崎寺さんまで車用の道標に従うと室戸スカイライン（車道）を歩くことに。眺めは良いが、崖からせり出すような箇所もあり高所恐怖症の私はなるべく下を見ないようにした。いろは坂なので上りの時間は遍路道よりかかる。

下：最御崎寺の仁王門

下：最御崎寺の鐘楼。賽銭箱（浄財）があればたいてい鐘は撞ける。撞いちゃいけない寺では紐で縛ってあったり、その手前に「勝手に撞かないで」の看板があったりする。この横で立ちションしてたおじさんがいて驚いた。団体の中の一人で私はもろに見ちゃった。あきれてものが言えない。というか怒り心頭。よほどこの団体のリーダーに注意しようと思ったが、すこしデンパかもしれないので止めといた。私のそばのご夫婦も呆れていた。ということで、土佐一国参りは初めから嫌な気持ちに。

下：最御崎寺の本堂

下：最御崎寺の大師堂

下：最御崎寺の鐘石　空海七不思議のひとつで、この石を小石でたたくと冥途まで響く鐘のような音がするって。確かにビーンと響く金属音（鐘のような音）がした。石の中は空洞なのかなぁ？

ここから25番津照寺さんへは、同じ室戸スカイラインを下って55号へ出て歩くだけ。55号線は広い歩道でガードレールがあった。歩きやすかったが、途中で暑くて喉が渇き休憩したくなった。最御崎寺さんのところからここまで自販機はなかった。

下：うまめの木さんがあったので、カフェインのあるアイスコーヒーでもと尋ねた。2時半を過ぎていたがカレーも頼んだ。レトルトカレーにアイスコーヒーも1Lパックのやつだろうけど、休憩したらまた歩く元気が出た。がっついてカレーを食べ、気が付くと写真撮り忘れていた。親切な感じの良い店でした。