岡山・倉敷

5月28日から30日まで、姉と二人で2泊3日の小旅行だった。お天気は曇りがちで時たま日差しが出て、快適な3日間だった。この前の奈良では途中どしゃぶりにあったので、お天気の良いのが何よりだった。

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↑左:ホテルグランヴィア岡山より岡山駅を望む     ↑右:倉敷駅前の花時計
1日目は午後岡山に到着で、ホテルチェックイン後は半日倉敷。倉敷では、のんびりと姉にあわせた歩調で散策。これが本当にゆっくりだった。私は腰痛があるので、あまりゆっくり歩くのはかえって腰に負担が来る。ある程度の速さがあったほうが良いが、10歳上の姉を急かせるわけにもいかずにゆっくりと歩いた。私だったらさっさと歩き、全ての観光地をくまなく観るが、姉と一緒だとそうもいかずに気の向くままだった。しかし、夫に前もって「お姉さんを急かしたりせずに、のんびり旅行しなさい」と注意されていたので、私ものんびりを楽しんだ。

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↑左右:倉敷アイビースクェアと美観地区、下は美観地区倉敷川沿いに数本植えられていたセンダンで、花が満開だった。少し香りもあったが、「センダンは双葉より芳し」のセンダンではない。
倉敷の美観地区は思ったほど広くはなかったが、こぢんまりしていたのが返って幸い。蔵の町並みをゆっくり見物できた。お土産屋さんの呼び込みは、観光地にしてはすれていない感じで、しつこくなかった。どこのお店でも親切に対応してくれた。また行きたくなっちゃう。お土産には橘香堂のむらすずめを筆頭に、備前焼の一口ビール、ままかりのみりん干しなどを買ってしまい、大荷物を抱えてホテルに帰った。岡山駅の駅地下には、お土産売り場もあったのでそこで買えばよかったと後悔。

夜は岡山駅地下の居酒屋で、ままかり酢漬けなどをつまみに冷酒やビールで姉と盛り上がった。ホテルの部屋へ帰ってからも、コンビニで買い込んだビールやチューハイでひとしきり話が進む。深夜をまわってからやっとベッドに。翌日は公共交通機関での移動で、姉にはちょっとハードスケジュールかも。

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↑左右:RSKバラ園にて満開のバラと、併設菖蒲園で見た変わった色のハナショウブ
2日目はRSKバラ園、備中国分寺、吉備津神社、鷲羽山の順で周遊。RSKバラ園はちょうど見ごろの満開状態。お天気も良く、綺麗なバラを堪能した。備中国分寺は、少し離れてみると田園風景の中に五重塔が見え、実に素晴らしい景観だ。山門を入ると、閑散としていて見物人はあまりいなかった。近くで見るより、遠くで見るほうが素晴らしいような印象もあった。江戸時代中期以降に再建されたものだそうだ。ここでは周辺に遺跡があるので、お天気も良いことだし、レンタサイクルで周遊したかった。ところがレンタサイクル屋さんは休業だった。電話番号が書いてあったので電話したが、誰も出なかった。管理人のおばさんはお出かけしちゃったのだろう。残念。

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↑上と中左:備中国分寺    ↑中右:吉備津神社回廊 
↑下:こうもり塚古墳
続いての吉備津神社も、本殿改装中ということもあってか閑散としていた。時折参拝者があるが、数人に出会っただけ。だが、この長い屋根付きの回廊が珍しい。植物も植えられていて、梅、ぼたん、あじさいの時期には素晴らしいそうだ。ここへ来るのに吉備線に乗ってきたが、一両編成だった。それに一時間に1本だ。地域の皆さんは、マイカーで移動するのが当たり前なんだね。

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↑3枚:鷲羽山より四国、瀬戸大橋を望む
最後は岡山へ帰って、瀬戸大橋線で児島駅へ行き、鷲羽山へ夕景を見に。あいにくの曇り空で夕景は望めないと、一時間ほどで帰路についた。瀬戸大橋は下に電車が走り、上は自動車道路だ。小島の間を縫うように橋がかかり、あれが高い料金で有名な瀬戸大橋か、としみじみ見物した。展望台からの景色は瀬戸内海の小島がとても綺麗で、いつまでも眺めていたかった。お天気良ければ、夕景も絶景だったはず。これも残念。

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↑左:岡山城     ↑右:後楽園
3日目は岡山城、後楽園、夢二美術館。岡山城は外壁が黒塗りの下見板で黒く、烏城(うじょう)とも呼ばれる。金のしゃちほこが良いコントラストで、城といえば漆喰で白の外壁と思っていた私には興味深かった。後楽園の綺麗な芝生は和洋折衷な感じだが、烏城を借景に見事な庭園だった。茶屋では、抹茶とキビ団子で一息つき、続いて夢二美術館へと向かった。夢二美術館は1階のみの展示ではあったが、廬山人の書や陶器もあって、女性観光客でにぎわっていた。夢二の奥さんのたまきさんは美人だったのね。あっという間の3日間、新幹線のぞみで3時間ちょっとで帰郷となった。岡山の皆さんは、どなたもとっても親切だった。土産屋さんの人、タクシーの運転手さん、JRの人、色々とお尋ねしてしまったが、どの方も親切に教えてくださった。ありがとう、岡山県の皆さん。また行くからね~。


Comments

“岡山・倉敷” への2件のフィードバック

  1. keitannのアバター
    keitann

    primroseさん、こんにちは。
    遅いレスでごめんなさい。四国方面を眺めてこられましたか?
    そうそう、瀬戸大橋は通行料が高くて有名なんですよ。(^^;) 私は軽4に乗ってますけど、それでも往復で7000円ほどしますね。ですから岡山方面に行くのはやはり電車利用が多いです。倉敷、岡山は以前はよく買い物などで行っていたのですけど、最近はすっかりアウトドア派になったので、県内のデパートすら行かなくなりました。primroseさんが岡山にこられているときに石鎚山系に一度、その一週間後にやはり愛媛の山に登りましたので、私のほうも少しバタバタしてしまって、庭の花の世話も水遣りぐらいしかしていません。
    次回はゆっくりと四国まで足を伸ばしてくださいね。

  2. primroseのアバター
    primrose

    往復で7千円は高いですね~。姉は特急で四国まで行けるし、新幹線を使っても乗り換えれば四国へ行けるとわかって、『飛行機じゃなくても行けるんだ』と嬉しがっていましたよ。(飛行機が嫌いなんです) 鉄路じゃ安心だけど、時間がかかりますよねぇ。。。

    対岸の四国ではコンビナートのようなものがみえました。どのあたりか分かりませんが。(^^ゞ 漁業だけでなく、海岸沿いの地域では工業が発達してるんですね。でも後にすぐ山が迫っていて、観光地とも工業地とも見えたのが面白かったです。今度はぜひ、足を伸ばして四国を旅したいです。うどんも食べたいもんね。

    山に1週間に一度は登っているんですか? すごい、パワフルですね! 今の時期、気持ちが良いでしょうね。