春のワルツ

韓国ドラマ「春のワルツ」を結局、毎週楽しみにしている。
数年前「冬ソナ」がBSで放映されだしたころ、
私は絶対韓国ドラマなんて見ないぞと思っていた。
しかし、冬ソナは3-4回も再放送され、地上波でも放映しだしたので
何気なく途中回を見てみると次回も見たくなってしまった。

自分としては予想だにしなかった展開で、ビデオに撮ってまで繰り返し見る始末。
要するにユン・ソクホ監督の思う壺にはまったわけだ。
他にもチャングムは面白かった。特に前半のスラッカンの女官時代が。
後半の医女の頃には、なんだか面白くなくなってきたけどね。

冬ソナ、夏の香り、秋の童話と見てきて、最後の春のワルツはもう見る気がしなかった。
秋の童話ではヒロインが亡くなってしまうという顛末で、とても憂鬱になったからだ。
なので、NHKのBS放送で始まった春のワルツも録画すらしなかったが、
つづいての地上波では録画だけはしておいた。

それもずっと見ないままに7-8回まで撮りためていた。
そろそろハードディスクを整理しようかと、他の録画した分も含めていろいろ消去していた。
その途中に、春のワルツの何話分かを飛ばしながらもところどころ見てみた。

するとドヨン王子にはまってしまったー。
背が高く、声も良くて、たまにしぐさが亡くなった息子に似ているところもあった。
息子は生きていればドヨン王子と同じくらいの年頃。
息子の背はもっと高く、肩幅も広くて逆三角形、私から見てもイケメンだった。
って、余計な一言。
そしてヒロインのハン・ヒョジュも、役柄ウニョンの中ではとてもかわいい。

こんな女の子、私の友達にもいた。
何気ない動作がとても女の子らしく、自由奔放なところもある。
本人にはそんな気(男の子にもてようとする気)はないのに男の子にすごくもてる。
天真爛漫な女の子かと思えば、妙に大人びてもいた。
そんな彼女はいつも=ほとんど毎日私にまとわり着いていたが、
彼女がそばにいることが、私は決して嫌ではなかった。
そして今から考えても、彼女の感性に思春期の私が随分と影響を受けたのは確かだった。

まぁ、そんなこんなを思い出し、自分の人生の黄昏時を迎え
韓国の青春恋愛ドラマにはまってしまったわけだ。。。
このドラマのあらすじも検索し、ハッピーエンドなのも安心して見られる理由。
ちょっとあきれるほどプラトニックだしね。

四季シリーズ全体を通して感じたのは、背景となる韓国の自然風景が素晴らしいこと。
また、儒教を礎とした韓国人の考え方・生き方というものに
古き良き日本の時代を重ね合わせ、懐かしさとともに、
いままで全く知らなかった韓国というものを知ることができたことは
これらのドラマを見なかったら有り得なかった。
たかが韓国ドラマ、されど韓国ドラマだった。