植物の異名

今年も良く咲いてくれたCistus incanusだが、イスラエル花図鑑(オーリー・フラグマン/廣部千恵子著、ミルトス発行)という図鑑の中で、とてもそっくりな写真が掲載されていた。その学名はCistus creticusとなっている。

そこでその学名で検索すると、やはり同じような花の写真がどっと出てきた。こりゃ、B&Tのラベル違いだったのか?とがっかりしたが、もっと良く検索すればCistus creticusCistus incanusの異名である、とするサイトがあってホッとした。Cistus villosusもその異名だとしてあって、これらの学名で検索しなおした画像がどれもそっくりなのは当然だった。

この異名というやつ、素人園芸愛好家にとっては何とも紛らわしくて煩わしいものだ。研究者の皆様には何とかしてほしいもんです。とはいえ、昔から使っていた名前(和名にしろ、英名にしろ、流通名にしろ)を急に変えることは誰だってしっくりこなくて嫌なものだ。やはり名前というのは複数存在し、それでいいものなのかもしれない。