猜疑心

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昨日、思いがけずDebからタネ↑が届いた。思いがけずというのは、私がタネを送ってから、既にもう1ヶ月半が経過しているからだ。つい2~3日前、『私は騙されちゃったのかも・・・』と、家族に話していたところだった。一度そう疑ってしまったら猜疑心の塊になってしまい、『あんなに丁寧な英語だったのは、私を騙すためだったのか・・・』と、まで思い始めてしまった。あ~、恥ずかしい、自分が情けない。。。

Debは私の望むものを探して、ちゃんと送ってきてくれた。『私はアルパイン植物がほしいけど、なければプリムラ、ビオラ、ゲラニウムがほしい、それもなければあるもの(エキナケア)で良い』、と連絡しておいたので、ゲラニウムとビオラ、エキナケアなど11種が入っていた。私はイポメア属などのヒルガオ科を17種、3月始めに発送している。その後、受け取ったという連絡が2週間経ってもなかったので、私から問い合わせしてみると、まだ受け取っていないという返事だった。そのメールには彼も、今日タネを送ったところだ、と書いてあった。

私は税関票符(グリーンラベル)を貼付して Seed と内容物の欄に記入していたので、おそらく植物検疫を受けているかもしれないと思った。その旨書いて、またメールしたが、返事がないまま1ヶ月が経過してしまっていた。

昨日の夜に、『私はタネを受け取ったけど、あなたは私のタネを受け取ったの?』とメールしたところ、その顛末が分かった。なんと、Deb のパソコンが壊れたとかで、私のメルアドを失ってしまったというのだ。・・・・だったら、もう一度私のホームページを探せばいいのにねぇ。。。 ま、とにかく、いつだか分からないが、彼も私のタネを受け取っていたので無事に交換成立となった。

こんな風に猜疑心が生まれてしまったのは、やはり受領したというメールがないからだ。受け取ったら、すぐにそのことを連絡してほしいわね。以前にタネ交換したフィンランドのマリタは、なんと、お互い1週間後にはタネを受け取っていた。こんなに早くトレードできたことを、彼女もビックリしてたっけ。

私はいつも、相手からタネ交換希望のメールがあって、私の希望にもある程度応えてくれると確認できたらすぐにタネを送っている。でも、たいていの場合、私の希望のものを持っている方はいないんだけどね。それでも、外国からわざわざそういったメールを送ってくる人は、たぶん園芸に相当な情熱を持っていると理解できる。私もそうだから良く分かるのよ。だからその気持ちを汲んで、私はほとんどの交換希望に応じるようにしているの。今回のDebの住まいはインディアナ州だけど、五大湖の近くだ。人種は何かしら。今までの外国からのタネほしいメールの中では、比較的丁寧な英語だと思ったわ。少なくとも口語体ではなかったと思う。細かい意思疎通は出来なくとも、世界にはいろんな人がいて面白いと思うのはこんな時だね。

全然関係ないけど、システムさんのタネからで八ヶ岳産サクラソウ↓が咲きました。
あれっ白花だっけ? 薄紫だったような気がするけど、実生はこの変化も面白い。
ポット播種:04.06.12 発芽:04.06.25 残り種子発芽:05.03.23
ポット上げ:05.05.05 ポット増し:05.06.17 植替え:05.10.21 開花:06.04.14
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Comments

“猜疑心” への2件のフィードバック

  1. いやー驚きですねー
    白花、それも多弁花が咲きましたか。何株か育っているようなので他のが楽しみですね。自家受粉に近いので、これからの種はできないかもしれませんが、これ、雌花みたい。
    うんすばらしい!!
    元はピンクの小さなかわいい花です。

  2. primroseのアバター
    primrose

    あ~、もう見られちゃった。
    もう一つピンクのが咲いたら、一緒に見ていただこうと思っていましたよ。
    もう今日か明日か、というところです。

    この白花も喉のところを外側からみると、うすく桃色がかっていましたよ。(萼に重なるところ)
    だから、完全な純白じゃないみたいですが、表から見ると純白に見えます。