4月20日、歩き始めて二日目、切幡寺さんから吉野旅館さんへの道のり。途中、少し道を間違えたため藤井寺さんの納経は間に合わなかった。とにかく大きな大きな吉野川を渡るのだが、どうやら地図のへんろ道より大回りして1キロもの長さがある阿波中央大橋を渡った。
ガイド本をみて1キロあるとSが言っていたと思ったが、検索すると橋長:820.8mと書いてあった。吉野川はとにかく川幅が広い。橋を渡った後、暑くて疲れて目の前に出てきたミニストップでとりあえず休憩。そしてSがwi-fiしたいというので鴨島のセブンに寄った。ミニストップでは登録しないとWi-fi使えないのだった。
そして初のお接待!!セブンに買い物に来た方が、私が靴を脱いで足をもんでいるのを見て「大丈夫ですか?」と声をかけてくださった。そして、なんと私には缶コーヒーを、Sにはコーラをおごってくださった。その時は私もまだ余裕があったのか「良かったら帰宅後に礼状を出したいので、住所とお名前いただけますか」と、ノートに書いてもらった。苦しいときのお接待は本当にありがたかった。感謝。
ミニストップでこの日最初の休憩した時、藤井寺への道を間違ったことを、Sは私にアイムソーリーなんとかかんとか・・・と謝っていた。1-2時間もロスし、藤井寺さんの納経も間に合わなかったが、私は非難するつもりも謝ってほしいと思ったわけでもなかった。暑くて疲れているのはお互い様。地図の読み間違いは誰にでもある。ましてや、山中の誰もいない場所ではなく、国道県道が縦横に走り、住宅もたくさんある場所だからいつでもだれにでも道を尋ねることができるので、私は全く悲観していなかった。が、気づまりだったのか対面して座ったら即、彼から切り出していた。いいよ、私たちは友達でしょ。でもその時、アメリカ人も謝るんだ、とちらっとへんな事が頭をよぎった。
彼はいつも、私が地図を見るよりも先に地図を確認していて、分岐点ではかならず私に方向を指示していた。並列で歩けない時は私に対して「あなたが一番、私は二番」と言って私を先頭にしていたが、彼が事実上のリーダーだったのだ。途中、私が地元の人に道を聞いたとき、既に方向が違っていて戻った方がいいと言われたのにもかかわらず、彼は自信に満ちた顔でこっちだといい、私も彼が固持するので道を尋ねた方に、申し訳ないですが彼がこう言うのでそのとおりに行ってみますと、反対方向に行ってしまった。彼はそのことを気にしていたのだろう。彼にまかせっきりにして確認を怠った私もいけなかった。旅に出るといろんなことがあるね。
下:吉野旅館さんの新館 駐車場?も広く舗装されていた。お花の植えられた花壇もきれい。

吉野旅館さんは新館が出来ており、何もかも新しく快適に過ごすことができた。それに夕食には薄めのトンカツが出たわ。あまり厚いのよりこれくらいがちょうどいい。私はぺろりと平らげた。写真は撮るのを忘れてた。Sは?と言えば、チェックインから30分後の夕食の時間、1時間たっても食堂に来なかった。旅館の方に部屋まで行ってもらったら寝ていたらしい。ふーん、こんな短い時間にも寝ることができるとはさすが!やはり、どこでも寝られる人は強いネ。
チェックイン時にベジタリアンだと彼が言ったら、献立は彼だけが肉(トンカツ)が野菜のてんぷらに変更されていた。直前だったので品数が減るか、みんなと同じものを提供されるだけだと思ったら、ちゃんと別のおかずにしてくれていて他人事ながら感激だった。吉野旅館さんありがとう。Wi-fiも繋がった。わざわざセブンに行くことなかったんだわ。私が気が利かず、旅館のほうに確認してなかったのが露呈。Sに対する思いやりが足りず、旅館に対する配慮も欠いていたな、と反省。
チェックインの時は、旧棟で名前住所を書いたあと、すぐに奥の新棟に通された。新棟一階のお風呂の前に洗濯機(200円)、二階の洗面所横に乾燥機(100円)があって、貯金箱に入れるようになっていた。また、洗面所前に冷蔵庫があって冷たい飲み物が買えるし、お菓子やつまみなどもあった。翌朝の会計時、自己申告で精算するシステムだった。翌日はほとんどの人が焼山寺越えなので、昼食用おにぎり2個は宿泊料金に含まれていた。



