阿波一国参り その17 大日寺

4月23日 第十三番札所 大日寺(だいにちじ)

【墨書】
右上: 奉納
中央: 大悲殿
左下: 大日寺

【ご朱印】
右上: 四國十三番
中央: 変形印(宝輪をかたどっているそうだが)
左下: 大栗山華蔵院

大日寺 墨書ご朱印
大日寺 墨書ご朱印

残念ながら雅印の印影は左半分がまったく欠けていて読めない。だが検索すると出てきた。また墨書のほうも、一番上が「大」だろう事ぐらいしか分からなかった。こんな時、検索エンジンはありがたいなー。

中央の墨書は「大悲殿」だそうだ。珍しい。お釈迦様が亡くなって悲しいのかと思ったら、大悲とは「慈悲の心を表す」大悲殿とは「観音菩薩が安置されている建物のこと」だそう。

だいひでん【大悲殿】
大悲とは観音菩薩の別名で、衆生の苦しみを救おうとする仏や菩薩の広大な慈悲の心を表す。つまり、大悲殿とは聖観音や千手観音や如意輪観音などの観音菩薩が安置されている建物のこと。建物自体に大悲殿と名付けている場合は少なく、観音菩薩を本尊として祀る寺院の場合は本堂を、本尊以外に霊場本尊や札所本尊として別の建物に祀る場合は観音堂を指す。御朱印の中央に墨書されることがある。

  

プチペンションやすらぎさんを7:30ごろ出発。一人で歩く心細さより、この足のマメの痛さに修行の辛さを感じた。歩くだけでなんでこんなに痛いのさ。週3で3-4時間もトレーニングしてるっていうのに、なんの役にも立ってなかったのか。いかに普段の生活が楽か、思い知らされる。

  

下:これだけでは大きさが分からないが、この矢印は50センチ以上あったと思う。それもけっこう上の方に書かれていた。車かバイクに乗って書いたのかしら?焼山寺から降りてくる一人歩きのとき、苔むした大きな擁壁にときどきいたずら書きやこんな矢印が道標がわりに描かれていた。いいの?わるいの?一本道で道標が記されていてもネ。。。
awa_dainichiji_20160422

  

下:大日寺さんの少し手前に見えた沈下橋。梁田橋というらしい。川は鮎喰川と書いてあくいがわ。

  

下:大日寺さん本堂

  

下:大日寺さん大師堂。団体の方々は端のほうにきれいに整列して読経されていた。リーダーのような方はものすごくお経がうまい。大きな声で良く通る。この大師堂の左横にある納経所の下には、はっさくが2箱もお接待でおいてあった。1個美味しくいただきました。この大師堂の階段を拭き掃除してらした女性は「ちょっとお待ちくださいね」と私に言って、納経所の裏にまわって急いで着席し、墨書ご朱印くださった。私は「お疲れ様です。お掃除までとはお忙しいですね」と言ったら「私の自己満足です」とおっしゃっていた。あの方の字だったのね、としみじみした気持ちで鑑賞した。