阿波一国参り その9 十楽寺

阿波一国参り その9 十楽寺

4月19日 第七番札所 十楽寺(じゅうらくじ)

【墨書】
右上: 奉納
中央: 無量光 (最後の字は寿ではなく光と読める)
左下: 十楽寺

【ご朱印】
右上: 四国第七番
中央: 丸印 梵字3つ
左下: 光明山印

十楽寺 墨書ご朱印
十楽寺 墨書ご朱印

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こちらの宿坊に宿泊。宿坊初体験。もっと規則が厳しく、簡素な宿かと思ったら、意外にも個室できれい。数年前にリノベーションしているとか。大きいお風呂は女性専用時間が午後6時半からだったので、2時か3時ごろ汗だくでショーンとチェックインした私は、諦めて個室のユニットバスを使った。だから大きいお風呂の感想はない。また、部屋についているドライヤーが動かずに焦げ臭くなったので、その旨申し出ると部屋を変わることになった。その前にドライヤーを持ってきてくれて確認してくれたが。足は痛いし、疲れてめんどくさかったがその方が安心して寝られる。

当初は、お寺さんも何もカメラに全ておさめようと思っていたのに、うっかり食事の写真も宿坊の中の様子も、スマホにさえ撮ってなかった。6番の安楽寺さんなんて山門の写真のみだよ。足のマメが痛かったからそれどころじゃなかった。これで明日も歩けるのか、と悲惨な思いで寝た。

GPSウォッチのガーミンコネクトによれば、極楽寺から十楽寺さんまでなんと22キロ。実際は観梅苑さんから歩いているのでもうちょっとあったかも。歩き遍路で、歩く人は1日に30-40キロも歩くとか。そりゃ相当足裏の皮も厚くなっているね。

私は英語はしゃべれないが、5番の地蔵寺さんでSと出会ってから、抜きつ抜かれつ前後して歩いているうち「一緒に行っていいか」と言われ、「オーケー」と軽く言った一言が重くのしかかる。彼は「女性の歩き遍路は初めて見た」といい、私が60歳だというと「53ぐらいに見える」とお世辞も言ってた。都市部では人が多くて簡単な英語さえ話すのは恥ずかしいが、地方で人がまばらな所だと何も気にしないで話せる。英単語もろくに知らないのに還暦のおばさんは平気で話相手になったげた。

彼はアメリカを出てから50日とか言ってた。スペイン、台湾経由で日本に入って10日で、誰とも会話ができないと嘆いていた。私もそうだが、多くの日本人は外国人から英語でハローと声かけられると、ハローって返してそれで終わりだろう。そそくさと逃げる。へんろの宿も跡継ぎがいれば英語にも対応できるし、wi-fi導入したりもできるが、跡継ぎなくて廃業するところも多いと聞く。ネイティブの英語が通用しないから、Sにとっては次の宿の予約が難所だったらしい。

十楽寺宿坊にチェックインするとSはすぐに私に、明日はどこに泊まるか聞いてきた。Sは電話を持ってないし、宿に電話しても英語が通じないことが多かったらしく、私に宿泊予約の電話をしてほしかったのだ。次の宿は私と同じ吉野旅館さんでいいという。私は二週間前にすべて宿を予約しているから、前日確認のついでに彼の予約を入れた。Wi-fiあるか確認する事、ベジタリアンである事を念押しされた

食事は、普通かいい方だったと思う。野菜の天ぷらかなんかあったかな。思い出せない。歩きや車へんろの人もいて、グループにしたら7―8グループ、人数にして30人はいなかった。食堂の収容人数はその4倍くらいはあったと思う。だからすいていたほうだろう。食堂ではSと対面に座り、また少し話した。周りの方も気を使っておられたので私ははっきり言った。彼とは道連れになっただけで、私は英語もろくにしゃべれないから皆さん助けてくださいと。

隣に座ったご夫婦は、神戸の方から車で来られていて、明日どことかへ寄って帰るとおっしゃっていた。いいな、もう帰るんだ。私は始まったばかり。Sは朝の勤行の事を知っていて、朝6時半からprayするのか?と私に聞いてきた。勤行は初体験。疲れていて足のマメも痛いが私はやるつもりよ。その後、7時から朝食だから、出発は早くても7時半。出発時間を確認してグンナイ。

勤行がまたひとくさり。10分前から待っていた私と他の任意参加のみなさん。定刻より数分過ぎてお坊さんがやってきた。いざお経が始まると、最初は良かったが途中からどこを読んでいるか分からなくて困った。すると、蛇腹の教本の裏にもお経が続いてる事が分かった。あーあ、今まで私は途中でお経を終えていたんだ!一生懸命、無心にお経を唱えた(各一回だけだけど)のに、途中で終わっていたんじゃさすがに仏様にも通じなかったわね。(-_-;)